インターネット版
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」
(マタイ11・28)
2024 発 行
カトリック浦上教会
評議会 広報委員会
目次
永遠の「今」を生きる
浦上教会バザー
第1回 「納骨堂」説明会を開催
長崎教区司祭団ソフトボール大会
教会学校
九電工「さわやかコミュニティー旬間」
浦上街道
評議会だより
今月の典礼担当地区
家族で霊名の日を祝いましょう
地区集会日程
赤鉛筆

助任司祭 ヨハネ 中野 健一郎
ベストな気候・晴天に恵まれて
マリア館に併設
優勝 平戸・佐世保チーム
秋の遠足
ステンドグラスなどの清掃作業に感謝
死者の月にあたって
行事などのお知らせ
11月と12月の典礼当番
今月の聖人
11月の地区集会日程表
編集後記
永遠の「今」を生きる
助任司祭 ヨハネ 中野 健一郎
 生まれて初めて身近な人の死に接したのは、中学2年の時。幼い頃から私を可愛がってくれた大伯母を、聖フランシスコ病院から転院した別の病院にお見舞いに行くと、「深堀のおばちゃん」は、急にびっくりする程、弱ってしまっていた。それが悲しくて必死に祈った。「神さま、おばちゃんを助けてください」と。やがて経ノ峰に土葬されたおばちゃんの初七日まで一週間、先立たれた悲しみの中、親戚と地区の人もいらしたのか、平野町の家に毎晩集い、必死の思いで祈った。「おばちゃんを安らかに憩わせてください」と。
 数年後、祖父が亡くなった時、初めての火葬場で、焼き上がった骨だけの祖父の姿を見て、とてもショックだった。祖母は私に、「ばあちゃんの時は、健が真っ先に、骨ば拾うてくれんねね」と言っていた。それは数年後に本当のことになった。
 ばあちゃんっ子で、よく遊びに行っていた幼い私を、ある日、祖母は香台(家庭祭壇)の前に座らせ、そこに飾ってある、祈る少年の絵を見せながら静かに言った。「この方は、サムエルさまって言うとよ」。「ばあちゃんは毎日、健とたけ(私の弟)のために、イエズスさま、マリアさま、ヨゼフさまにお祈りばしよると。・・・神さまは、心のきれいか子どものお祈りば一番よう聞いてくれるけん、健もこがんふうにお祈りする人にならんね」と。
そして、「ばあちゃんのためにも祈ってくれんねね」と。その祖母の優しい声と笑顔を、今でも鮮明に思い出すことができる。
 これが私の信仰の原体験で、この祖母の愛情が、司祭とされた私を、今も生かし続けてくれていると感じる。
 この愛の源は神そのものであり、その神の「愛は決して滅びず」(聖パウロ)、永遠に続く無償の賜物である。

 聖アウグスチヌスの「時間論」という教えがある。過去は記憶であり、未来は期待であり、私たちの手の中にあるのは、現在の、「今」のこの時だけである。それ故、神さまにとって時間とは、永遠の「今」のことであり。「あなたの今日は永遠である」と聖人は述べている。よって、私たちは「愛された」過去の恵みの記憶を胸に温め、未来への希望のうちに、この「今」の時を、愛をもって精一杯生きるなら、「神の国」、即ち「永遠のいのち」を、地上にいる今のこの時から、生き始めていると言えるのだと思う。

 死者の月にあたり、「あの世」へ先立たれた方々が浄められ、神の愛に包まれる至福のうちに安らぐことができるよう祈りたい。また「この世」にある私たちも、「永遠」へとつながる「今」の時を愛を込めて精一杯生き、「神の国」実現のしるしとして、輝いていたいものだと思う。
浦上教会バザー
ベストな気候・晴天に恵まれて
 想像を超える夏の暑さが続いて、10月の開催時期はどうなるんだろうという、ちょっとした心配をよそに、秋は普通にやってきました。
 今年のバザーも、昨年同様ベストな気候・晴天に恵まれ、お陰様で成功裏に終わることができました。
 前日の土曜日、会場設営の際には直前まで土砂降りの天気となりましたが、「40分後には雨がやみます」のアプリ予報の通り、集合時間には雨も止み、たぶん同じく予報を信じたであろう大勢の皆さんが設営に駆けつけてくださいました。本当にありがとうございました。
         お疲れ様!

         友愛セール

 アプリを信じてよかった。ウェザーニュースに感謝です!…。でもこれ、本当は「神を信じて、神のお恵みに感謝!」すべきなんですよね。このお天気は明らかに神のみ業なんですから。
 お恵みに感謝しつつ迎えたバザー当日、各地区・団体が趣向を凝らした出し物で会場は賑わいを見せました。いろいろな苦労・困難があったと思いますが、やっぱりやってよかったと思えるバザーではなかったでしょうか。
 しかし、やればやるほど、反省すべき点や改善できるところが次々に出てくるものです。会場のテント配置、売り切れたテントの閉店時間のバラつき、前売券そのものの意義、設営撤収作業の安全性等々。挙げればキリがありません。
        盛り上がった!

ビンゴゲームには中村大司教さまが司会者で登場

 「ともに集い、楽しみ、喜び合う教会」を目標に、少しずつでもよりよいバザーにすることを考え、次につなげていきたいと思います。
 最後に、今年もビンゴゲームに登場してくださった中村大司教様をはじめ、バンド演奏で盛り上げてくださった神父様方、恐縮感謝です。いつもありがとうございます。
 そして、成功に向けて頑張っていただいた地区の皆さん、アクション団体の皆さん、設営・撤収作業に駆けつけてくれた大勢の皆さん、最後まで本当にありがとうございました。皆さんが力を合わせていただく事でバザーは成り立ちます。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

          実行委員長 森田浩介

         出津の味

          当たり

         おいしいよ~

     教会学校コーナーも賑わった

    青年のバンドでは”ともに熱唱”


石神2の
”メダカ &
  ヨーヨー”
 人気でした





”お楽しみ
  ゲーム”
今年も
  長蛇の列
第1回 「納骨堂」説明会を開催
マリア館に併設
 マリア館に併設される「納骨堂」に関する説明会が、10月13日(日)9時半ミサ後、信徒会館で開催された。

 当日は、事前に利用希望者調査を行ったこともあり、予想を超える会場いっぱいの2百名余りの参加者となった。
 説明会は、始めの祈りに続き、映像を使って納骨堂の外観や入口、個人・共同納骨櫃の配置等が説明された。続いて山村主任神父様から。工事予定や募集期間、使用規則、使用料等が説明され、その後、質疑応答が行われた。
 約1時間の説明会となったが、最後に「正式な募集開始前に再度説明会を開催してほしい」との要望を確認し、祈りのうちに説明会を終了した。

 <納骨堂の工事予定>
・工事期間 11月~2025年8月
・第1回募集 2025年1~5月
・堂使用開始 2025年9月~

 <主な質疑応答>
① 納骨櫃は未来永劫使えるか▶堂の存続するまでが基本。
② 共同納骨櫃の遺骨は引き取り者不明でもどれくらい安置されるか▶詳細検討する
③ 共同納骨櫃の名札は▶設置する予定
④ 信者以外の使用範囲を明確に▶詳細検討する。
⑤ 使用料等はいつ納めるか▶本格募集する前に決定する。
長崎教区司祭団ソフトボール大会
優勝 平戸・佐世保チーム

 10月1日(火) 10時30分より、長崎市松山ソフトボール場にて、長崎教区司祭団ソフトボール大会が行われました。
 出場チームは、長崎3地区(中、南、北)合同の長崎チーム、平戸地区・佐世保地区合同の平戸・佐世保チーム、上五島地区・下五島地区合同の五島チーム、計3チームが出場しました。
 一試合目は、長崎チームVS平戸・佐世保チーム。お互い最終回まで拮抗した戦いとなり、勝敗は平戸・佐世保チームに。続いて二試合目、平戸・佐世保チームは、五島チームと対戦。当初の予想では、今年は五島チームが優勝すると誰もが思っていましたが、なんと強豪五島チームに平戸・佐世保チームが勝利。この時点で、平戸・佐世保チームの優勝が決定しました。
 昼食は、南地区女性部から真心こもったおにぎりやおかずを準備して頂き、司祭たち皆で堪能。
 昼食後に、ホームラン競争が行われ、優勝は佐世保・黒島教会の山添克明神父様でした。
その後、三試合目が行われ、長崎チームと五島チームの試合が行われました。結果は、一試合目と同様、お互いに最終回まで譲らない戦いとなり、接戦の末、五島チームが勝利。結果、第三位長崎チーム、準優勝 五島チーム、優勝 平戸・佐世保チームとなりました。
 このソフトボール大会には、長崎教区で働く2名の修道会司祭も参加していただき、教区で働く兄弟司祭同士のよき親睦の時間となりました。お祈り頂いた皆様、応援に駆けつけてくださった皆様、ありがとうございました。

     (ホームラン打ちたかった浦上司祭)
教 会 学 校
        秋の遠足
 10月26日(土)、教会学校「秋の遠足」を行う予定だったが、あいにくの雨模様となった。

   大浦天主堂 信徒発見のレリーフ前で
 さすがに立山公園まで行くわけにはいかず、大司教館の体育館にてレクリエーションを行った。子どもたちの土曜日の教会学校への参加が激減する中、今回は23人の子どもたちが集まり、保護者やスタッフとともにボール運びリレーやビンゴなどを楽しんだ。
 また、午後からは山村師の意向により、無料開放中の大浦天主堂にも行ってきた。浦上にとってとても意義深い場所である大浦に、ほとんどの子どもたちは「初めて行った!」とのことだったので、皆さんも是非この機会に行ってみてはどうだろうか。
九電工の皆さん「ありがとうございます」

 10月22日(火) 早朝より(株)九電工の総勢100名の皆さんが、「さわやかコミュニティー旬間」の一環として、聖堂の高い所のステンドグラス清掃・教会境内の草刈り等、小雨降るあいにくの天候にもかかわらずご奉仕下さいました。
 浦 上 街 道

          主任司祭 山村憲一

  死者の月にあたって

 「忍耐によってあなた方は命を勝ち取りなさい」(ルカ21・19)とはイエス様のみ言葉です。
 「忍耐」というギリシャ語は「下に」「もとに」という言葉と、「とどまる」という言葉が合わさったものです。「ある特定の状態から離れずにとどまること」、これが忍耐するという意味です。私たちにとって、何のもとからとどまって離れないことが忍耐なのかというと答えは明らかです。それは神様から離れないこと、私たちを救ってくださるイエス様から離れないことが私たちにとっての忍耐なのです。どんなことがあっても神様を信じ、希望し続け、愛することをやめない、このような忍耐が私たちに要求されているのです。
 自分が欲しいと望むものは、苦労して、忍耐してでなければ手にすることはできないことを私たちは経験によって理解していると思います。
 命は私にとって本当になくなって欲しくないもの、大切なものです。この大切なものをなくさないようにするためには相当の忍耐をしなければならないはずなのです。その意味で、私たちは、毎日の生活の中で、信仰的な意味付け、動機付けをもって何らかの小さな忍耐を実践していかなければならないと思います。その積み重ねが、私個人の終わりである「死」に対して、私たち人間の終わりである「世の終わり」に対しての立派な準備になるのだと思います。
 この世でどんなに立派であっても、それは必ず滅びを迎えてしまいます。それよりも忍耐を積み重ねながら、決して滅びることのない栄光をこそ求めるべきだと思います。よく考えてみましょう。自分の生活の中に忍耐していることがあるのかを。そして、それは信仰的な意味で「命を勝ち取るため」にしている忍耐なのかを。
評 議 会 だより
【11月】

(3日)ベアトス様殉教祭 16時 橋口町  〈本部〉
    評議会・マリア館建設実行委員会
             19時     〈本部〉
     神学生養成援助費封筒配布  〈本部〉
     成人対象者調査表配布    〈信生〉
     駐車場許可更新       〈信生〉
(5日)聖職者追悼ミサ 11時赤城墓地 〈教区〉
(7日)聖フランシスコ病院訪問
            13時30分   〈エリ〉
(9日)ラテラン教会の献堂 6時    〈典礼〉
    被爆者のための祈り 10時  〈レジオ〉
(10日)死せる会員のためのミサ
            9時30分 〈壮年・女性〉
(11月10日~12月15日)釜ヶ崎ホームレス支援
     【毛布・日用品収集】信徒会館
            9時30分ミサ後 〈ビン〉
(12日)浦上出身聖職者追悼ミサ
            6時     〈司祭団〉
(14日)引退司祭訪問 13時30分    〈エリ〉
(17日)貧しい人のための世界祈願日
             各ミサ   〈典礼〉
    死せる会員・賛助会員のためのミサ
            6時      〈エリ〉
    教会境内清掃   8時30分    〈信生〉
    浦上小教区への転入者紹介
            9時30分  〈シャロ〉
    第3回堅信組保護者会
            9時30分ミサ後〈信教〉
(19日)準備委員会   19時     〈本部〉
(24日)王であるキリスト 各ミサ   〈典礼〉
    永久聖体礼拝
         10時半・11時20分  〈典礼〉
    歴史委員会定例会議
            9時30分ミサ後〈歴史〉
(26日)経済評議員定例会議 19時   〈経済〉
(30日) イルミネーション点灯式
            17時30分   〈信教〉

    マリア館建設にあたり

● 解体が始まりました。通路が狭いので安全に
  留意下さい。
● 「納入方法連絡票」 の提出をお願いいたします。
● 振込用紙の準備は、11月20日以降となります
  のでしばらくお待ちください。
【12月】

(30日~1日) 愛の献金 各ミサ前後  〈エリ〉
(1日)待降節第1主日 各ミサ    〈典礼〉
    宣教地召命促進の日献金    〈典礼〉
    評議会・マリア館建設実行委員会
             19時     〈本部〉
    メイちゃん募金封筒配布    〈女性〉
    神学生養成援助費封筒回収   〈女性〉
    成人対象者調査表回収     〈信生〉
    クリスマス馬屋準備 14時    〈壮年〉
(6日)初金ミサ 女性部担当地区:辻1・2
       10時 被爆マリア小聖堂 〈本部〉
    十字架の道行 19時 聖堂     〈本部〉
(7日)堅信組筆記試験 17時30分     〈信教〉
(8日)女性部巡礼 8時15分      〈女性〉
    子ども聖歌の集い
       中町教会 13時     〈信教〉
(9日)無原罪の聖マリア祝日 6時   〈典礼〉
    被爆者のための祈り 10時  〈レジオ〉
(14日)クリスマス会 13時30分    〈信教〉
    堅信組口頭試験 17時30分   〈信教〉
(15日)2学期終業ミサ・終業式
           7時30分    〈信教〉
    釜ヶ崎ホームレス支援〆切日
      【毛布・タオル・石鹸】信徒会館
           9時30分ミサ後  〈ビン〉
(17日)準備委員会 19時        〈本部〉
(20日)ゆるしの秘跡 19時
(21日)ゆるしの秘跡  9時・13時
(22日)山村神父様・中野神父様霊名のお祝い
     (聖ヨハネ使徒12/27)
           9時30分ミサ  〈信使〉
    引退司祭団の訪問見舞い 13時 〈ビン〉
    歴史委員会定例会議
           9時30分ミサ後 〈歴史〉
(24日)主の降誕 夜半ミサ(子どもミサ)
             17時    〈信教〉
    主の降誕 聖夜ミサ 20時     〈典礼〉
(24日~25日)クリスマス募金への協力
           各ミサ前後〈本部・ビン〉
    降誕祭を祝って
      子供たちへお菓子のプレゼント
           各ミサ後 〈壮年・女性〉
(25日)主の降誕祭日(守るべき祝日)
        ミサ:7時30分・9時30分〈典礼〉
(29日)聖年開年ミサ   14時    (教区〉
(31日)年越しのミサ   深夜0時  〈典礼〉
 * 行事は変更・中止となる場合もあります。
               お 知 ら せ

●11月は死者の月です。亡くなられた方々のためにお祈りいたしましょう。
●17日は教会境内清掃の日です。各地区ご協力よろしくお願いいたします。
 今月の典礼担当地区
《11月》死者の月・待降節

3日[日] 年間第31主日     石神1・辻2
10日[日] 年間第32主日        石神2
17日[日] 年間第33主日     大手・女の都
     貧しい人のための世界祈願日        
24日[日] 王であるキリスト      辻1
      世界青年の日
《12月》待降節・降誕節

1日[日] 待降節第1主日       本尾1
     宣教地召命促進の日献金
8日[日] 待降節第2主日       本尾2
15日[日] 待降節第3主日       江平1
22日[日] 待降節第4主日       江平2
25日[水] 主の降誕           本部
29日[日] 聖家族           江平3
家族で霊名の日を祝いましょう
<今月の聖人>
11月 November

4日 聖カロロ・ボロメオ司教
10日 聖レオ一世教皇教会博士
11日 聖マルチノ〈ツール〉司教
12日 聖ヨサファト司教殉教者
17日 聖エリザベト〈ハンガリー〉修道女
21日 聖マリアの奉献
22日 聖セシリアおとめ殉教者
24日 聖アンデレ・ジュン・ラク司祭と
                 同志殉教者
30日 聖アンデレ使徒
12月 December

3日 日本宣教の保護者
     聖フランシスコ・ザビエル司祭
7日 聖アンブロジオ司教教会博士
9日 無原罪の聖マリア
13日 聖ルチアおとめ殉教者
14日 聖ヨハネ(十字架の)司祭教会博士
26日 聖ステファノ殉教者
27日 聖ヨハネ使徒福音記者
28日 幼子殉教者
11月の地区集会日程
地区名 時 間 場 所 担当司祭
辻2 5日 19時 公民館 山村師 
石神1
石神2 7日 19時 本田隆宅 西田師
坂本2 司祭館 葛島師
坂本1 19時30分 公民館 中野師
辻1 8日 19時 公民館 中野師
小峰 19時30分 深井宅 葛島師
大橋 9日 19時30分 公民館 中野師
10日 19時 公民館 山村師
高尾 中野師
江平 西田師
平和 19時30分 公民館 西田師
12日 19時30分 公民館 中野師
昭和 15日 18時30分 公民館 山村師
本尾 16日 20時 公民館 山村師
上野2 西田師
橋口 17日 19時 公民館 山村師
本原 中野師
上野2 西田師
平野 21日 19時 寳來軒 葛島師
女の都 23日 20時 教会学校 山村師
大手 24日 19時 司祭館 西田師
休み 無し  
 秋の大行事であるバザーは天候にも恵まれ、午前中の境内では終始大勢の人たちで賑わい、神の家族の一年に一度の集まりに、親睦と各地区の心をこめた出品に恵の収穫をいただいた感謝のひとときだった▲今年8月号の「浦上街道」には『暦を生きる』と題して山村神父様が、自分の生活のリズムを神のリズムに整えることの大切さを諭しておられる。編集作業では教会の「祝日表」は欠かせないもの、「典礼担当地区」「今月の聖人」など、発行月の祝祭日をひとつひとつ確認する大切なものだ。節目は人それぞれなのだろうが、10月が終わりに近づくとこの「暦」が気になってくる。 それは11月が「年間」の最後の月にあたっていること、そして「死者の月」であることからだ。今の自分をつくってくれている父母。そして兄弟姉妹、恩人、友人である大切な人たち。亡くなっても今も生きている人たちに、この一年にいただいた収穫の恵を神との憩いの糧に使ってほしいと祈る▲11月24日は年間最後の日曜日「王であるキリスト」の祭日、年に一度の永久聖体礼拝の当番の日にあたる。御聖体を前に一年を振り返り許しを願う。また新たな「年間」に編集活動を通して伝え、さらなる収穫につながることを願いたい。