2020
インターネット版
 休ませてあげよう
(マタイ11・28)
 発行所 カトリック浦上教会
 評議会広報委員会
 メールアドレス
 uracathe@hkg.odn.ne.jp
 
目次
戦争と平和を問う
深堀繁美さん「平和への誓い」
聖霊降臨の主日
洗礼式
評議会だより
聖ペトロ・聖パウロ霊名お祝い式
保護司を終えて
教会学校

新シスター紹介
今月の典礼担当地区
浦上四番崩れ
今月の聖人
浦上街道
赤鉛筆

協力司祭 パウロ 葛島 輝義
被爆75周年の代表者に
新しい信仰生活様式の中で
成人4名が受洗
行事などのお知らせ
主任神父様と葛島神父様をお祝い
本尾町 末吉征志さん藍綬褒章を受章
新一年生の紹介と小中学生の人数
2020年度教会学校担当スタッフ
シスター松本和美
7月と8月の典礼当番
「旅」の始まりから150年特集(18)
家族で霊名の日を祝いましょう
司祭への道のり「助任時代」(25)
編集後記
戦争と平和を問う
協力司祭 パウロ 葛島 輝義
 追悼の夏が今年も訪れている。この時節になると漁夫だった頃、荒れた暮らしをしていた青年を一喝したかのように特攻隊の体験を持った人の語りを思い出す。
 《漁夫たちはその人を「オヤッサン」と呼んでいた。オヤッサンは元海軍航空隊、250K爆弾をゼロ戦に付けて、アメリカ艦隊に体当たりする訓練をしていたが、出撃を待つ途上、22歳で終戦を迎えたと言う。
 「兄ちゃんは幾つや」と問われ、「23」と答えると「よか時代に生まれてよかったのう」、と戒めるかのように青年を見つめて言う―。戦争中の青年たちは、今の兄ちゃんたちと違って、もっとギリギリに生きとった。死ぬことにも、生きることにも、もっと必死だったぞ…。
 青年は「時代が違いますからね」とあしらう。
 オヤッサンは続ける。「兄ちゃんは、明日は死ぬと決まった人間たちと前の晩を共にしたことがあるね。殺されるんじゃのうて、自分で操縦桿を握って自分で死んで行くとよ。どの顔も青色くてな。日頃は威勢のいい奴も声が震えたりした。次の日、その多くが、曇空の彼方へと飛び去って行った。そして、もう戻ることはなかった。次は自分の番だ。そんな晩が何度もあった…。あの修羅場から遥か…この享楽にも似た平和は、どこから生まれて来たんか。誰がどうやって築くことが出来たんか。兄ちゃんよ、今からは、兄ちゃん
たち青年にかかっとるとよ―」。オヤッサンは、そう窘(たしな)める…。 だが、青年にも言い分があった。「どうして戦争に反対しなかったんですか―」。
 「戦争に反対だなんて言える空気じゃなかった。大体、反対とも思っていなかった」―とオヤッサン。
 青年は食い下がる。「いつ頃から、そういう風になっていったのか、若い世代に伝えなくてよかとかな―。気づいてみたら国中が戦争をする気になっていたとか。せっかく戦争の話をするなら、こういう風に人間というのはいつの間にか」戦争をする気になって行くんだよ―と、そこら辺を伝えてもらいたかです。そうでなかったら、今の青年たちなんか、本当のところ、戦争というのは、そんな酷いもんじゃないかもしれん。案外、勇ましくてスリルがあったりするかも知れん―と勘違いするんじゃなかですか。自分は戦争に生きた人間には、平和の尊さをちゃんと伝える責任があると思いますよ。伝える命じゃなかですか」。
 オヤッサンが厳しい表情で空を睨んだところで、船団に出漁の合図―。オヤッサンと青年は持ち場に戻り、時化の漁場へ向かった。その様は特攻隊の如く―。(1979・8・2習作帳抜粋)》

 歳月は移り、青年は今や初老、なぜか司祭となり、「平和を実現する人々は幸いである」(マタイ5章9節)を説くキリストに触れ、尚、戦争と平和を問うている。
 深堀繁美さん「平和への誓い」代表
 今年8月9日の平和祈念式典で、「平和への誓い」を読み上げる代表者に深堀繁美さん(本尾一地区)が選ばれた。深堀さんは14歳の時に被爆、家族4人を亡くされた。現在は浦上教会の顧問を務める一方で自らの体験を後世に残す活動として、子どもたちへの講話など平和を訴える活動を積極的にされている。
 昨年年11月24日の教皇フランシスコの来崎では、爆心地公園で献花をされる教皇様へ、被爆者を代表して花輪を手渡しされた。
 今回の代表に選ばれたことについて、深堀さんは「教皇様は爆心地で、核兵器と人類は共存することは出来ないと明確に宣言していただき、私たち被爆者は本当に勇気づけられました。私もこの思いを忘れることなく全世界へ伝えて行きたいと思います」と決意を語られた。

 深堀繁美さんと下平作江さんはフランシスコ教皇へ花輪を手渡しされた。
聖霊降臨の主日

 5月31日(日)浦上教会では聖霊降臨の祭日をお祝いしました。9時30分に行われたミサには髙見大司教様、中村司教様が参加され浦上教会の神父様との
共同司式でミサが執り行われました。5月24日に主日の公開ミサが再開されていますが、お二人の司教様を浦上教会にお迎えするのは4月7日の叙階式以来となりました。
 大司教様はミサ前の挨拶で「今日は聖霊に対する信仰を新たにしていただき、私たちが聖霊のお恵みで豊かにされ、信仰の道をしっかり歩んでいけるように祈りましょう。また新型コロナウイルスの犠牲となられた方々と、医療従事者の方々のために力を与えてくださるように祈り、一刻も早い終息を願いましょう」と呼びかけられました。
感謝のことば
成人4名が受洗
 6月14日9時30分のミサで洗礼式が執り行われ、4人の成人の方々が浦上教会共同体の仲間入りをされました。4人の受洗者は4月の復活徹夜祭での洗礼を目指して準備を進めておられましたが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていました。この日洗礼のお恵みを受けたのは以下の4人の方々。
 本山早耶香(さやか)さん、山下瑞月(みづき)さん、
 福田有香(ゆか)さん、須藤政美(まさみ)さん。

 説教で久志神父様は4人の受洗者へ向けて、今日はじめていただく、ご聖体について触れられ「これから皆さんも、キリストの体であるご聖体がおかれた場所でご自身を大いに活かしていくことでしょう」と歓迎と期待の気持ちを述べられました。
 洗礼式は水の祝福で始まり、悪霊の拒否、信仰宣言の後、4人は代母の方々と浦上教会の信徒が見守る中で、尾髙神父様から水を注がれ、聖香油の塗油を受けられました。続いて白衣が渡され、ろうそくでキリストの光を受けると洗礼名が授与され、晴れてキリストの子供となった事が信徒の方々へ披露され、参加者一同が拍手の内にお迎えしました。
 教会からは記念のロザリオがプレゼントされ、教会共同体の新しい仲間の誕生をお祝いいたしました。

評議会だより
【7月】

(1日)福者ペトロ岐部司祭と187殉教者
            6時       <典礼>
    初金ミサ
     女性部担当地区:江平
     10時 被爆マリア小聖堂   <本部>
    十字架の道行 19時      <本部>
(4~5日)中学生黙想会
      8時30分          <信教>
(5日)1学期終業ミサ・終業式
      7時30分          <信教>
    信徒会館清掃
      9時30分ミサ後    <壮年・女性>
    評議会・第2回バザー実行委員会
     19時 信徒会館         <本部>
(19日)境内清掃 8時30分ミサ後    <信生>
    初聖体式(1年生)        <信教>
(20日)旅の日記念ロザリオ
      5時30分 聖堂         <典礼>
(21日~8月31日)
    ラジオ体操 6時ミサ後      <信教>
【8月】

(2日)宮原神父様(聖ドミニコ)霊名のお祝い
    (祝日8月8日)9時30分ミサ
    尾髙神父様(聖ガブリエル)への
     霊的花束ご協力のお願い    <信使>
    評議会 19時          <本部>
(6日)主の変容            <典礼>
(7日)初金ミサ(女性部担当地区:石神1・2)
                    <本部>
      十字架の道行 19時        <本部>
(9日)原爆犠牲者追悼ミサ 6時     <典礼>
    平和祈願ミサ 11時2分・18時30分
                    <本部>
(11日)クララ祭 18時30分
      大橋のたもと        <本部>
(12日)ノルベルト赤尾神父様命日
(15日)聖母の被昇天          <典礼>
     子供たちへのお菓子のプレゼント
       各ミサ後     <壮年会・女性>
(16日)浦上小教区への転入者紹介
        9時30分         <シャロ>

(16~17日)子供聖歌隊合宿       <信教>
(20日)旅の日 記念ロザリオ
     「旅する教会の神秘」5時30分 <典礼>

※ 行事は変更、中止される場合もあります。
 聖ペトロ・聖パウロ霊名お祝い式

 6月28日(日)久志利津男神父様(聖ペトロ)、葛島輝義神父様(聖パウロ)の雲名のお祝い式が行われた。お祝い式では松下 巌さん(信仰教育委員長)が浦上教会信徒を代表し祝辞を述べられた。
 松下委員長は、「1日早くなりますが私たちは心よりお祝い申し上げます。本当は聖歌”王は水辺に立った”
をみんなで高らかに歌い、お祝いしたいところですが、感染対策中につき、この思いをみ取っていただきながらのご挨拶としたい。」と、感染配慮と祝辞の混ざった挨拶をされた。評議会の記念品、女性部からの霊的花束などの贈呈後、教会学校の子供たち代表が祝辞と記念品をプレゼントした。
 これに答えて、主任神父様は「ペトロのお祝いは浦上教会では6回目となります。いつも今回が最後と思いながらも、今年2020年も、被爆75年の節目の年に皆様にお祝いしていただくことに本当に感謝いたします」。
 葛島神父様は「振り返ると、今日のお祝いに与れた事が夢のようです。巡りめぐってこの年なって、浦上教会に戻って来れたことに神の計らいを感じます。この喜びを今日両親に伝えたいと思います」とそれぞれの思いを語られた。
保護司を終えて
本尾町 末吉征志さん藍綬褒章を受章
 6月号で末吉征志さん(本尾2)が藍綬褒章を受章されたことをお知らせしました。この度20年にわたる保護司活動を終えてのお気持ちをお聞かせ頂いたのでご紹介します。

 21年前、江平の大山政輝さんからの勧めで保護司になりました。銀行での役職定年を迎え、地域のために何かをしなくてはと思い始めた時期でした。
 保護司は犯罪や非行に関わった人達の立ち直りを支え、犯罪を防ぐのが仕事です。保護司法に裏打ちされた非常勤の国家公務員で無給のボランティアです。私は20年間、保護観察対象者約20人と接してきましたが、概して長年の成育歴や家庭環境等から犯罪に手を染めてきています。対象者への指導助言が大事な役
割ですが、私は専ら対象者の話に傾聴し、信頼を得るよう心掛けてきました。信頼なくして相手の心に響く指導はできないからです。
 対象者の更生保護に関わり、自分の人生にとって得難い経験となりました。最後は保護司会の組織運営に携わり、大変でしたが、保護司になって本当によかったと心から思っています。あの時、あの人との出会いやお勧めがなかったら、そして私が引き受けていなかったら、また違った人生になっていたでしょう。
 保護司は、カトリックの愛の精神に基づく崇高で、遣り甲斐のある活動です。浦上小教区の信者で保護司として活躍している方々もいます。是非信者の皆様の中から保護司になって頂くようお願い致します。興味のある方はご連絡下さい。
教会学校
●新1年生の紹介と小・中学生の人数
小学新1年生(男の子8名・女の子10名:18名)
 赤島 光君、大山 仁君、谷山結斗君、
 塚本凌太君、野口穂尊君、平山康雅君、
 深堀一樹君、森下結陽君
 伊藤 桜ちゃん、浦越結花ちゃん、
 小泉明日香ちゃん、下田依周ちゃん、
 土肥花乃ちゃん、中村咲里ちゃん、
 橋本実織ちゃん、福田結菜ちゃん、
 山田咲南ちゃん、鷲見 光ちゃん
小学2年生(男 14名・女 15名:29名)
小学3年生(男 4名・女 7名:11名)
小学4年生(男 10名・女 15名:25名)
小学5年生(男 11名・女 7名:18名)
小学6年生(男 4名・女 12名:16名)
 小学生:合計117名
・中学1年生(男 10名・女 11名:21名)
・中学2年生(男 11名・女 9名:20名)
・中学3年生(男 16名・女 21名:37名)
 中学生:合計78名
 総計:195名

●2020年度教会学校担当スタッフ
 初聖体組 シスター中島
 小学1年 シスター中島
 小学2年 宮原神父
 小学3年 松下那代 侍者担当 宮原神父
 小学4年 田崎理奈 聖歌隊担当 尾髙神父
 小学5年 中嶋信行 全学年補助 深堀まなみ
 小学6年 尾髙神父
 中学1年堅信組 宮原神父
 中学2・3年と高校生 尾髙神父
新シスター紹介
 4月から浦上教会に勤務されているシスター松本和美さん(お告げのマリア修道会)をご紹介します。  松本シスターは佐世保市、三浦町教会の出身です。前任地は福岡コレジオで勤務。現在は本原修道院から通っておられます浦上教会では司祭館での神父様方の食事の準備を担当されています。
 「信徒の皆様とはお会いする機会はあまりないかもしれませんが、教会で見かけたらどうぞお声をかけてください。よろしくお願いします。」と話されました。
 今月の典礼担当地区
《7月》

5日[日] 年間第14主日    石神1・辻2
12日[日] 年間第15主日        石神2
19日[日] 年間第16主日    大手・女の都
26日[日] 年間第17主日        辻1
《8月》

2日[日] 年間第18主日         本尾1
6日[木] 主の変容
9日[日] 年間第19主日         本尾2
15日[土] 聖母の被昇天          本部
16日[日] 年間第20主日        江平1
23日[日] 年間第21主日        江平2
30日[日] 年間第22主日        江平3
浦上四番崩れ
「旅」の始まりから150年特集(18)
 「備後(福山)」
    に行った人たち②

 収容所は座床から半里ほどへだてた、堀端のワルショとかいう所にある畳倉庫で、内部を七部屋に仕切り、各室へ分けて入れられました。食物は十分にあり、不自由なことは灯火がないことだけでした。説得はしばしばありましたが形式的で、改心しないからと責めがあるものでもありませんでした。ただ、杉本ミト一家族が少し変わった待遇を受けました。
 ミトは信仰が固く弁舌も達者で、説得では一同に代わって役人に抗弁したり、弱気な者を励ましたり、また、代弁するなど、役人ににらまれていました。そのため、倉の奥に閉じ籠められたり、三尺牢に入れられるとか、爪印までをして打首すると脅されたりしましたが信仰は変わりませんでした。
 婦女子より二日前に長崎を出た男子9名は、婦女子に数日遅れて福山に着き、茂市が捕われている座床(ざとこ)の牢に収容されました。待遇は婦女子と同様悪くなく、憎まれ役は茂市が一手に引き受けてくれるから、苦しい目には遭わなかったそうです。
 茂市は気骨稜稜とした男で、福山預けの者にとって大きな力になったばかりでなく、後に福山を脱走して
各地の信徒を訪問して信仰を励ましていました。
 1871年5月、楠本正隆の視察後は、家族一緒にされて一家族ずつ収容され、前に改心していた男子もこの時改心を取り消しました。つづいて説得は行われていましたが、「改心しません」と答えれば済んだそうです。
1873年になると信徒の中には、告白をするため、屋敷を抜けて神戸へ走る者もありました。
 同年4月、総員87名は故郷送りとなり、老幼者はモッコに担われて帰郷しました。長崎に着いたのは4月18日でした。
家族で霊名の日を祝いましょう
<今月の聖人>
 7月 July

 1日 聖ペトロ岐部司祭と187殉教者
 3日 聖トマ使徒
11日 聖ベネディクト修道院長
15日 聖ボナベントゥラ司教教会博士
22日 聖マリア(マグダラ)
25日 聖ヤコブ使徒
29日 聖マルタ
31日 聖イグナチオ(ロヨラ)司祭
 8月 August

 1日 聖アルフォンソ(リゴリ)司教教会博士
 4日 聖ヨハネ・マリア・ビアンネ司祭
 8日 聖ドミニコ司祭
10日 聖ラウレンチオ助祭殉教者
11日 聖クララおとめ
14日 聖マキシミリアノ・マリア・コルベ
                 司祭殉教者
20日 聖ベルナルド修道院長教会博士
21日 聖ピオ十世教皇
22日 天の元后聖マリア
24日 聖バルトロマイ使徒
27日 聖モニカ
28日 聖アウグスチヌス司教教会博士
29日 洗礼者聖ヨハネの殉教
 浦 上 街 道

             久志 利津男
司祭への道のり

     「助任時代」(25)

 1991年9月27日の大型台風19号で、長崎の町は青色に染まっていました。雨よけのブルーシートでどの家も覆われていたからです。司祭館も同様で、私の部屋だった2階は使用できなかったために、三村主任神父様が気遣って仮の住まいとして神学校の部屋を準備してくれました。通いの形でしたが、鉄筋コンクリートで造られた神学校ですので安心のうちに休むことができた反面、主任自身は当時、教会地下にあった「愛の園保育園」の一室を間借りして生活で、その苦労は誰もがわかることで大変だったと思います。
 飽の浦教会には巡回の岳教会がありました。福田を経由してまだ飽の浦トンネルは出来ていませんでしたので40分ほどかかったでしょうか。個人的に大変お世話になった方々の大半が亡くなったようですが、岳のルルドを作る際に不思議に美味しい水の源泉が見つかって花を添えたそうで、1992年5月10日に落成しています。その記念のカードをいただき、いつも使う聖書に挟んでいます。透き通った水と同様の岳の皆さんと一緒に教会庭で、時には昼に、時には夜にと楽しい宴を過ごしたことが本当に懐かしく思い巡らされます。今は亡きMさん、Yさんは永遠の宴に連なっていることでしょう。
 信徒のさらなる養成機会となる練成会「クルシリオ」も盛んでした。指導司祭が三村神父様ということもあったでしょうが、教会活動の根源と活力はそこから発信していたといっていいと思います。
 「災害時(非常時)ほど人間性が問われるもの、人間性が出るものである」昨今のコロナ禍の中、様々な場面で頭に浮かぶ言葉だ▲一例を挙げると、最近では随分解消されたのだがマスクや消毒液等の品不足による店舗従業員に対する暴言や買占め等が挙げられる。また、緊急事態宣言の最中、外出自粛要請のストレスだけでも相当なものであったが、その状況の中、外出を控えない人たちに対しても攻撃的になり、殺伐とした状況になっていたようだ▲さて、浦上教区でも緊急事態宣言を受け、公開ミサの中止となり、年間行事も 延期・中止となっていたが、その後、宣言の解除により「新しい信仰生活様式」の中、対策を講じた上でミサに与ることができるようになった。しかし、諸行事等の開催についてはまだまだ難しい状況のようだ▲このような状況が続くと、冒頭の言葉が頭をよぎり、色々な意味で自分の考え方や行動が試されているのではないだろうかと考えてしまう。いずれにせよ不要不急の外出を避けている以上、自分一人で過ごす時間は増えたと思う。今一度自分と向き合い、新しい信仰生活様式を考えていこう。