インターネット版
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
(ヨハネ3・16)
2023 発 行
カトリック浦上教会
評議会 広報委員会
目次
十字架を見つめて
「平和祈願祭」2023
クララ祭
高校生黙想会
教会学校

『ともに・・・つんのうで!』
評議会だより
今月の典礼担当地区
地区集会日程
家族で霊名の日を祝いましょう
浦上教会バザー
赤鉛筆

助任司祭 ヨハネ 中野 健一郎
平和旬間と8月9日原爆犠牲者追悼ミサ
サンタクララ教会跡に集まり祈った
大司教館にて青少年委員会が主催
ドッヂビー優勝、子ども聖歌隊合宿、
            中高生巡礼キャンプ
カ障連 長崎全国大会へ向けて(3)
行事などのお知らせ
9月と10月の典礼当番
9月の予定
今月の聖人
10月22日(日) 8:30~12:00
編集後記
十字架を見つめて
助任司祭 ヨハネ 中野 健一郎
     十字架を見つめて

 聖堂に入ると、正面には十字架にかかったイエスさまがおられます。幼い頃からいつの間にか、そのことに慣れっこになっていた私ですが、大学生の頃、はっとさせられることがありました。聖歌隊に入っていた、当時まだカトリック信者ではなかった同級生が、初めてチャペルに入ると、正面には張り付けにされた人間がぶら下がっている。ミサで聖歌を歌うと、「取って食べなさい」、「これは…私の体」と言っている。一体どういうことなのか。同級生にはとても衝撃が大きかったらしく、それを「ミサショック」と言っていました。
 「十字架」が人間に対する神の、深い愛のしるしであると知る者にとっては、「十字架」はアクセサリーではなく、特別の意味を持つものです。むごい処刑の方法であり、「呪い」のしるしであった十字架は、イエスさまの受難によって、「和解」(ゆるしと仲直り)と「祝福」のしるしへと変えられました。
 今年は浦上信徒が『旅』から帰還して150周年。このことに思いを致すため、去る7月25日(火)と26日(水)の小学生黙想会では、旅の終わりの出来事を学び、「十字架」の大事さが強調されました。
 作業では貼り絵をして「十字架の道行」をつくり、それを使って祈りました。レクリエーションでも「十字架おに」などを行い、子どもたちに「十字架」を繰り返し意識してもらいました。

 またご存知の通り、「十字架山」は、「浦上天主堂」と並んで、旅から帰った先祖の方々が、後代の私たちに遺してくださった遺産です。信仰の自由が認められたことへの「感謝」と、それまでの罪の「償い」のしるしですが、同時に「和解」のしるしでもあるとも言われるのは、十字架山をつくるにあたって、帰還した人と残っていた人たちの間で、互いを受け入れ合うのに大きな葛藤があったからなのでしょう。その時こそ、先祖たちはイエスさまの十字架を改めて、しっかり見つめ直したのではないでしょうか。
 こちら浦上に助任として1度目に受け入れていただいたのは、10年前の新司祭の時。その2年間は怒涛のようで、あっという間でした。そして再度助任として受け入れていただき、早くも1年。この教会や信徒の方について、「知ってるつもり」で、実は詳しく知らなかったことが多いことに唖然とし、そのことが私に「十字架」として迫ってきます。
 みんなの「ごめんなさい」を一手に背負って十字架にかかり、私たちを救ってくださったイエスさま、いつも「ありがとうございます」。もっと現実をよく把握し、気づく恵みをお与えください。出会う人をありのままに受け入れ、あなたと人々にもっと出会うことができますように。
「平和祈願祭」2023
    「平和祈願祭」2023

 「平和を実現する人々は幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」平和を実現する為に、私たちは何を手だてに動けば良いのでしょうか。被爆78年を迎え、唯一の被爆国としての存在を廻りの人々に伝え、悲惨な戦争の結末がどれだけ人々の心を傷つけたか、情報を共有し継承していかなければなりません。
 8月8日に宗派を超えて世界平和を祈った慰霊祭が長崎カトリックセンターで行われ、米シアトル大司教区のポール・エチエン大司教様は8月9日中村大司教様司式の原爆犠牲者追悼ミサの前日に参列され、「核兵器を廃絶するためにこれまで以上に努力をする」と述べられました。現実のものとすることは今一歩踏み出すことなのでしょうね。

 今年3月初旬に評議会前任者から引継ぎ、しっかりサポート頂くこと条件に引受けましたが、彼は3月20日多くの信徒の祈りの中帰天されました。それからは平和祈願祭担当としてポスターの作成・郵送業務や管理担当、北消防署・浦上警察署への許可申請、当日実施担当を長崎中地区、北地区、南地区割り当て等、実行委員の方々に指摘を受けながらなんとかクリア出来るかと思っておりましたら、台風6号の影響で松明行列中止指令の後、平和祈願ミサを原爆犠牲者追悼ミサ合同司式にするとの2段階指令が発動され、物事を実現することの大変さを感じた月日でした。

 8月9日(水)11時2分の平和祈願ミサは中村大司教様司式でレオ・ボッカルディ教皇大使、ポール・エチエン大司教様、ジョン・ウェスター大司教様、髙見名誉大司教様と日本の司教様方、神父様方と一緒にミサが捧げられ、韓国巡礼団、米国巡礼団と浦上信徒約300名が悪天候の中、世界平和を祈り実現の為の一歩を踏み出せたと思います。
           平和祈願祭担当 浦川洋市
     原爆犠牲者追悼ミサ

 被爆から78年目の今年、台風6号が接近するなかで朝6時と11時2分に原爆犠牲者追悼ミサが行われた。

 朝6時ミサの司式は中野健一郎神父様で、昨年子どもたちによって上演された紙芝居の主人公片岡ツヨさんを取り上げ、彼女に倣って核兵器廃絶を訴え続けていこうと呼びかけた。

写真は、2022年平和祈願祭で子どもたちによって上演された、片岡ツヨさんの「生きていてよかった」から。

 11時2分の原爆犠牲者追悼ミサは夕方6時の平和祈願祭が中止となったため平和祈願祭の意向も合わせたミサとなった。

 4つの教区による声明「核兵器のないパートナーシップ」
        を発表する中村倫明大司教

 司式は中村大司教様。駐日バチカン教皇大使レオ・ボッカルディ大司教様をはじめアメリカ、シアトル大司教区のエチエン大司教様、サンタ・フェのウェスター大司教様と核兵器廃絶平和巡礼団の皆さん、そして髙見名誉大司教様、広島教区の白浜司教様、長崎教区の神父様方と一緒にミサが捧げられた。
 二度と核兵器を使用することがないように、原爆を開発・実験している場所と核兵器を保管している場所があるアメリカの2つの大司教区、そして被爆の当事者である日本の2つの司教区が核兵器廃絶を目指すパートナーシップについての声明と署名入りの文書が発表された。

          典礼委員長 中嶋信行
        平和旬間

 終戦から78年目の今年も6日から15日までの平和旬間に朝5時半より世界平和の意向のもとにロザリオの祈りが捧げられた。「広島の被爆者のために」から始まって、「大戦で犠牲となった方々のために」で終わった。日曜日も休まずに10日間続けて祈りを捧げることができ、参加していただいた信徒の皆様に感謝します。
 加えて今年は、アメリカから核兵器廃絶平和巡礼団が広島と長崎を訪れるということで、巡礼団を祈りで支えるために8月1日から9日まで、「核兵器のない世界の実現のためのノヴェナ(9日間の祈り)」の要請もあり、ミサ前に祈りを捧げた。参加してくださった信徒の皆様、ありがとうございました。

           典礼委員長 中嶋信行

      浦上教会お知らせ (8月6日)から
クララ祭
     サンタクララ教会跡に集まり

 8月11日(金) 今年のクララ祭の御ミサは、鼈甲屋神父様の司式で捧げられました。
 心配された台風6号も遠ざかり、厳しい暑さが残る夕方6時半、「大橋のたもと」に建つサンタ・クララ教会記念碑の元に集まった約30名の参列者は、シスターが奏でるオルガンの音と共に力強く聖歌を歌い、心をひとつにして祈りを捧げました。
 1603年に建てられたサンタ・クララ教会は、当時の浦上ではただ一つの教会でした。その後の徳川幕府による迫害の為250年という長い潜伏期間に入りますが、村人達はこの教会の跡に集まり、盆踊りを装って祈りを唱えていたといいます。
 私達は、迫害を受けても信仰を貫き通した浦上村の先祖の意志を受け継ぎ、信仰を深め、その信仰を次世代の若者達に伝えていきたいと思います。

             大橋地区 小笹雪子
高校生黙想会
 大司教館にて青少年委員会が主催

 8月11日、大司教館にて青少年委員会主催の高校生黙想会が行われた。講師はコンベンツァル聖フランシスコ修道会の山口雅稔神父様で、8小教区から22名の高校生が参加した。
 参加した高校生の感想(一部抜粋)

●一番印象的だったのは、「真実のわたしはどんな私か」という質問です。この質問に対して、自分の納得のいく答えはなかなか出てきませんでしたが、神父様の話や他の人たちの意見を聞いて、納得のいく答えを考えることができました。

●小さい頃から放蕩息子のたとえはよく教会学校でも教わっていたけれど、ここまで深く考えたり仲間と分かち合いをしたりすることはなかった気がします。講話後の振り返りで『建前の私』『正直な私』『真実の私』についても考えたので自分としっかり向き合うこともできたと思います。
教 会 学 校
      ドッヂビー優勝


 8月3日に行われた「長崎地区子どもスポーツ大会」において浦上教会からは3チームが参加し、優勝と3位いう成績を収めることができました。
 子どもたちの送迎、練習の見守り、当日の応援など保護者の皆様のご協力に感謝申し上げます。
 また、22日には優勝のご褒美旅行で熊本県のグリーンランドへ行ってきました。熱中しすぎて多少体調を崩す子もいましたが、無事に帰ってくることができました。カンパ等子どもたちのためにご支援・ご協力いただいた信徒の皆様、そして計画してくださった山村主任神父様、ありがとうございました。
     子ども聖歌隊合宿


 8月13・14日、4年ぶりとなる「子ども聖歌隊一泊合宿」が平戸で行われた。
 コロナ禍で「歌う」ことは制限され、子ども聖歌隊はほとんど活動することがなくなり、メンバーも減少傾向にあったが、今年度は新メンバーを迎えての合宿となった。

 【参加者の感想】
●花火で神父様の家を一周したり、みんなで線香花火対決をして、とても楽しかった。
●聖歌隊の合宿で一番楽しかったのはスイカ割りです。男子と女子で対決をしました。スイカに棒が当たったときは、とても気持ちよかったです。
●初めて参加した聖歌隊の合宿は、平戸の教会めぐりをしました。どの教会も浦上教会の半分くらいの大きさで、くつを脱いで入ることにびっくりしました。機会があれば別の教会にも行ってみたいと思いました。

 聖歌隊の合宿なので、もちろん聖歌練習もしっかりと。お世話になった鼈甲屋神父様のご家族へのお礼にも聖歌を歌った。
     中高生巡礼キャンプ

 8月16・17日、中高生巡礼キャンプが開催された。
 こちらも4年ぶりの開催となったが、コロナ禍以前は「夏の巡礼」として2泊3日で行われており、上五島地区や下五島地区に赴任した過去の浦上助任司祭を訪ねつつ巡礼を行っていた。
 今年は1泊2日ではあったが、総勢13名(途中参加や日帰りを含む)で南地区のいくつかの教会を巡礼した。

  参加した子どもの感想を一部紹介。

 ●私は、この中高生巡礼キャンプに参加し、とても楽しかったです。どれも思い出に残っていますが、特に海水浴とBBQが印象に残っています。

海水浴はあまり海に浸かる気はありませんでしたが、海の中で楽しそうにバレーをしている仲間を見て、一緒にやりました。また、BBQでは仲間とおいしいお肉を食べながらたくさん話しができて最高でした。
ともに・・・つんのうで!
   カトリック障害者連絡協議会
  長崎全国大会へ向けて(3)

 「教会へ行きたい。」誰かがそう思ったとき、例えば、足が不自由だから、耳が聞こえないから、目が見えないから…など、障害を持っていることが理由で気が引けてしまったり、諦めてしまったりすることのないように、私たちにできることはたくさんあるように思います。
 でも、何から始めたらいいのかを改めて考えると、意外と難しく感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

 いよいよ来月には、全国から様々な障害を持つ皆さん、共に歩む皆さんを長崎にお迎えします。昭和56年、ヨハネ・パウロ2世教皇様の来日をきっかけに発足したカトリック障害者連絡協議会ですが、今回、九州で初めての開催地に長崎が選ばれました。ぜひ、ひとりでも多くの方に関心を寄せていただき、すべての人を温かく迎えられる教会づくり、そして、共に生きていくために必要なことを一緒に考えていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
聖霊の働きを祈り、知恵と経験を分かち合うことで、実り豊かな大会となることを願っています。

 9月は毎週、主日ミサ(7時半・9時半)の前後に女性部のご協力をいただきながら、聖堂の出入り口にて協力金の受付をいたします。
 これらは大会の運営資金と共に、全国からおいでくださる障害者と同伴者の方々への交通費援助に充てさせていただきます。併せて、大会への参加やボランティアに関心のある方も、この機会にぜひお声掛けいただければと思います。皆様のご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
評 議 会 だより
【9月】

(1日)初金ミサ(女性部担当地区:本尾)
      10時            〈本部〉
    十字架の道行  19時      〈本部〉
(3日)被造物を大切にする世界祈願日 〈典礼〉
    二学期始業ミサ・始業式
      7時30分         〈信教〉
    マリア館建設実行委員会・評議会
      19時           〈本部〉
(5日)小学生の勉強始まり      〈信教〉
(9日)被爆者のための祈り
      10時           〈レジオ〉
    中学生の勉強始まり       〈信教〉
(10日)十字架山殉教祭 14時     〈本部〉
(14日)十字架の称賛  6時       〈典礼〉
(17日)敬老者・病気療養者のためのミサ
     病者の塗油の秘跡
       9時30分        〈本部〉
(18日)準備委員会 19時       〈本部〉
(22日)引退司祭訪問・病院訪問
      13時30分          〈エリ〉
(24日)世界難民移住移動者の日 献金 〈典礼〉
    歴史委員会 定例会議
       9時30分ミサ後     〈歴史〉
    聖トマス西と15殉教者ミサ
      14時 中町教会      〈教区〉
(26日) 経済評議員 定例会議    〈経済〉
(27日) 聖ビ・ア・パウロの祝日
      SSVP会員・家族のためのミサ〈ビン〉
【10月】ロザリオの月

(1日)バザー実行委員会・評議会  〈本部〉
(6日)初金ミサ(女性部担当地区:江平)
    十字架の道行 19時      〈本部〉
(9日)被爆者のための祈り10時   〈レジオ〉
(14日)秋の遠足・レクレーション   〈信教〉
(16日)準備委員会19時        〈本部〉
(21日)バザー会場設営13時      〈本部〉
(22日)世界宣教の日 献金各ミサ    〈典礼〉
    病気療養者のためのミサ 6時 〈ビン〉
    教会バザー 8時30分~12時 〈本部〉
    バザー撤収作業 12時30分   〈本部〉
(29日)歴史委員会定例会議
      9時30分ミサ後      〈歴史〉

 ※行事は変更・中止となる場合もあります。


 「一菜募金」へのご協力に感謝

 償いの日(毎週金曜日)の一菜を犠牲に、身近に起こる災害へ献金する「一菜募金」は、皆様方から多大のご協力を頂き、
 募金集計額:400,945円
 集まりました。
 早々に長崎教区へ送金しましたことをご報告します。
○ミサ中の案内修了
 昨年11月より新しいミサ式次第でのミサが続けられていますが、各ミサ時の、司式司祭によるページの案内が8月で終了しました。皆様が変更になれてきたとの判断からです。

○「旅の日」記念ロザリオ終了
 2018年から始まった、毎月11日の「旅の日」記念ロザリオは9月10日の「十字架山殉教祭」をもって終了することになりました。

○神学院合同で東京に
 福岡カトリック神学院と東京カトリック神学院を統合し、日本カトリック神学院と改称することが決まりました。  
  聖母の被昇天「愛の献金」のお礼
       聖ビンセンシオ会
        
 8月15日の、聖母被昇天(祝日)のミサ前後に、「愛の献金」をお願いしましたところ、多数の信徒の皆様方から、暖かい御芳志を受け賜りました。
 寄せられました金額は、次のとおりです。
        金 161、677円

 皆様のご支援に感謝し、多くの苦しんでいる方々のために、有効に活用させていただきます。
           愛の献金送金(報告)

 山村憲一主任神父様の温かいご配慮のもとに浦上教会の愛の献金箱より送金させて頂きました。  エリザベット会

                 送金明細
       * 純心聖母会(ブラジル)          10万円
       * レデンプトリスチン修道会(ハイチ)    10万円
       * 幼きイエズス会              5万円
       * 浦上養育院                5万円
       * 社会福祉法人別府光の園          5万円
       * カ障連長崎大会              5万円
                          合計 40万円
 今月の典礼担当地区
《9月》

3日[日] 年間第22主日       江平1
      被造物を大切にする世界祈願日
10日[日] 年間第23主日       江平2
17日[日] 年間第24主日         江平3
24日[日] 年間第25主日       坂本1・平野
      世界難民移住移動者の日献金
《10月》

1日[日] 年間第26主日       坂本2
8日[日] 年間第27主日        平和
15日[日] 年間第28主日        岡・小峰
22日[日] 年間第29主日          大橋
      世界宣教の日献金
29日[日] 年間第30主日          昭和
9月の地区集会日程
地区名 時間 場所 担当司祭
辻2 5日 19時 公民館 中野師 
石神1
坂本1 7日 19時30分 公民館 山村師
石神2 中野師
坂本2 8日 19時 司祭館 葛島師
小峰 19時30分 深井宅 中野師
辻1 公民館 鼈甲屋師
大橋 9日 19時30分 公民館 鼈甲屋師
江平 10日 19時 公民館 山村師
中野師
高尾 鼈甲屋師
平和 19時30分 公民館 山村師
13日 19時30分 公民館 山村師
平野 14日 19時 喫茶ジャスミン 鼈甲屋師
昭和 15日 18時30分 公民館 鼈甲屋師
上野1 16日 20時 公民館 中野師
本尾 葛島師
上野2 17日 19時 公民館 山村師
橋口 中野師
本原 鼈甲屋師
女の都 23日 20時 教会学校 葛島師
大手 24日 19時 司祭館 山村師
家族で霊名の日を祝いましょう
<今月の聖人>
9月 September

8日 聖マリアの誕生
13日 聖ヨハネ・クリゾストモ司教教会博士
15日 悲しみの聖母
16日 聖コルネリオ教皇
         聖チプリアノ司教殉教者
20日 聖アンデレ金と同志殉教者
21日 聖マタイ使徒福音記者
23日 聖ピオ(ピエトレルチーナ)司祭
27日 聖ヴィンセンチオ・ア・パウロ司祭
28日 聖トマス西と十五殉教者
29日 聖ミカエル 聖ガブリエル
           聖ラファエル大天使
30日 聖ヒエロニモ司祭教会博士
10月 October

4日 聖フランシスコ〈アシジ〉修道者
7日 ロザリオの聖母
17日 聖イグナチオ〈アンチオケ〉司教殉教者
18日 聖ルカ福音記者
28日 聖シモン 聖ユダ使徒
浦上教会バザー
10月22日(日) 8:30~12:00
      浦上教会バザー

 【日時】10月22日(日) 8:30~12:00

 バザー収益はマリア館(信徒のための施設)建設の資金に充てることといたします。
 昨年のバザーは、コロナ感染のリスクを考慮し、規模を半分以下に縮小して開催しました。準備や活動に制限等ありましたが、ウォーミングアップ的な意味では、ある程度の成果があったように感じています。
 今年のバザーは2019年以来の本格的な規模となります。久しぶりにバザーに出店する地区の皆さんも、信徒の高齢化や減少が進む中、趣向を凝らし、一生懸命準備に取り組んでおられます。なお、諸事情により、うどん・ぜんざいはテイクアウトのみとなり、食事会場は提供できませんが、全体的に楽しんでいただけるよう盛り上げていきたいと思いますので、信徒の皆さんも是非ご来場ください、よろしくお願いいたします。
 また、コロナ感染者数は依然として増減を繰り返しており、油断はできない状況です。どうぞ当日は、皆様の普段の感染対策でお越しください。

          実行委員長 森田浩介
 8月9日、長崎は被爆から78年となる「長崎原爆の日」を迎えた。 台風6号の接近に伴い、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が60年ぶりの屋内開催、また被爆者の一般参列が行われなかったのは初めてとのこと。その日は台風の方が大きく取り上げられるそんな気すらした。我が子から長崎の扱い低くない?と問われた時に言葉に窮した▲長崎と広島の原爆の違いはよく語られる。破壊力は長崎の方が大きかったが、長崎の山に囲まれた地形のおかげで死者数が少なかったため単純に見て軽んじられる一因なのかもしれない▲長崎と広島の反核運動や核廃絶運動などに対する姿勢の違い を、「怒りの広島、祈りの長崎」と形容される。これは、広島原爆の代表文学、峠三吉の原爆詩集「にんげんをかえせ」が被爆者の怒りを表しており、長崎原爆の代表文学、永井隆博士の『長崎の鐘』が世界平和を祈る作品であることから来ているようだ。ただ、平和を祈る気持ちはどちらも違いはない。原爆や戦争を知る世代が少なくなっていく中、原爆の怖さを忘れることなく後世に伝えていく必要をあらためて感じる。来年の原爆慰霊祭は以前の様に開催されることを切に願い、日々の平和の祈りを欠かすことなく続けていきたい。