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目次
救われる人は少ないのですか?
浦上教会バザー
ロザリオ月のロザリオの信心について
『ともに・・・つんのうで!』
教会学校
評議会だより
今月の典礼担当地区
地区集会日程
家族で霊名の日を祝いましょう
赤鉛筆 |
主任司祭 使徒ヨハネ 山村憲一
久々の一致と協力で 秋晴れの中大成功
典礼委員長 中嶋信行
カ障連 長崎全国大会・開催報告
滑石教会との交流会
行事などのお知らせ
11月と12月の典礼当番
11月の予定
今月の聖人
編集後記 |
救われる人は少ないのですか?
主任司祭 使徒ヨハネ 山村憲一 |
「救われる人は少ないのですか?」、この質問に対してのイエス様の答えはこうでした。「狭い戸口から入るように努めなさい」。「狭い戸口」、「狭き門」、誰もが知っている言葉です。「あの学校は狭き門だ」、特に受験シーズンになるとよく耳にする言葉です。入りにくい、難しいことを喩えて使われる言葉です。エリートしか入れない、選ばれた者しか入れない、他人を蹴落として、競争に勝ったものしか入れない、通れない門。霊的エリートにならなければ天国に入れない、救われないとイエス様はおっしゃりたいのでしょうか?
イエス様の時代、律法学者やファリサイ派の人々は霊的エリートと呼ばれていました。神様の教えを忠実に守り、律法を何よりも守っていた人々、そのようにして他の人たちから賞賛を受けていたのです。でも、イエス様はこの人々を誰よりも非難しました。「あなたがたは心が伴っていない」と。イエス様が教えるのは、天国に入るのは難しい、困難なことだ、霊的エリートにならなければ入れないという意味ではないようです。
イエス様の時代の町は、大小二つの門を持っていたそうです。中央の大きな門は、とても広くて入りやすく美しく飾られていました。小さい門はひっそりと片隅にあって、人の目につきにくいのです。そこに門があることすら気づかないで通り過ぎる人々が多いのです。おそらくは当時の社会から落ちこぼれた人々、人目をさけて生活していた少数の恵まれない人々が利用したものと思われます。これがイエス様の言われる狭い戸口なのです。 |
イエス様は狭い戸口から入りなさいと仰せになります。救われるのは、天国に行くのは、このように見つけにくいところにあるものから目を背けることないように生きることだと教えておられるのです。一緒に歩いてくれる人も少ないし、人の目にもつかない、でもひたすら神に従う心を持ちつづける人の姿がこの生き方と重なります。天国に入るための信仰生活を地道に続けていくことを大切にすることこそが、「狭き門から入る」ことになるようです。
11月は死者の月、私たちにとって先祖の為に祈る時であり、また自分自身の死について考える時だと思います。「死」とは何か?まさに救われる者になるか、ならないかが決まる瞬間だと言えるように思います。この瞬間をどのように迎えるのかは、今この時をどう生きて積み重ねていくのかが問われているのです。それを妨げる、世間の誘惑に足を引っ張られることがないように注意しながら、それを振り払えるだけの信仰の恵みをいただけるよう、いつもより熱心な祈りをお捧げしながら、この死者の月、恵みの月として過ごしていけたらと思います。 |
浦上教会バザー
久々の一致と協力で秋晴れの中大成功 |
ゲキ暑だった9月から一転、一気に秋めいて、水や風の冷ややかさを何気に感じる季節となりました。今年のバザーはそんなベストな気候の中、好天に恵まれ、お陰様で成功裏に終わることができました。
3年ぶりの本格開催とあって、状況の変化により出し物を一から再検討せざるを得なかった地区、また初めてのバザーで、とりまとめに苦労した地区委員さん等、いろいろ大変だったと聞きます。それでも皆で知恵を出し合い、世代を超えて力を合わせ、一つの事を成し遂げた。この事こそ共同体の基礎、信徒間の絆を深め、次の世代への継承につながる、最も大切な実体験となったのではないでしょうか。
ある方が仰ってました。「キツかったけど、でも楽しかったーw」。キツかったと思います。反省点や改善すべき所、たくさんあったと思います。けれど、今回の喜びと経験があれば、「今度はこうしてみよう」「こういう事もできるかも」とポジティブに次につなげていけるのではないかと思っています。
先月、長崎大司教区では優先課題として「ともに集い、喜びある教会に」をモットーに上げています。神の家に集い交わることを楽しみ、家族や周りの人々に福音の喜びを伝えていく。
教会バザーは「ともに集い、楽しみ、喜び合う事」を体験できる今や貴重な機会となっています。先人たちが理屈抜きで実践してきたこの活動をさらに活性化していき、家族や周りの人々、離れていった信徒たちにこの喜びを伝えていきましょう。
最後に、ビンゴゲームにサプライズで登場してくださった中村大司教様、そして中野神父様、ステージ上で盛り上げていただき、ありがとうございました。来場者も皆喜んでおりました。
また、バンド演奏で大活躍だった山村主任神父様と鼈甲屋神父様。すばらしいギター演奏と歌声で、会場全体の雰囲気がガラリと変わりました。特設ステージでなかったのが残念です。
そして、設営・撤収に駆けつけてくれた大勢の皆さん、最後まで本当にありがとうございました。
「ともに集い、喜び合う教会」がここにはあります。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
評議会バザー実行委員長 森田浩介 |
バザーに行って楽しかったです。ボール投げではたくさんいれれてうれしかったです。 |
わなげのおてつだいをしました。
たのしかったです! |
自分でお金をはらってしたのは、しゃてきとつかみどりだけでした。しゃてきは当たったけどたおれなかったので1回しかできませんでした。つかみどりは楽しかったです。
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ロザリオ月のロザリオの信心について |
典礼委員長 中嶋信行
10月、ロザリオ月でした。月曜から土曜までは「ロザリオの祈り」を朝ミサ前の5時30分から一環、日曜は各ミサ後にロザリオ1連を唱えました。参加してくださった皆様、そしてロザリオの祈りをリードしてくださった先唱者の皆様、本当にありがとうございました。
以前は夕方7時から聖歌を交えて被爆マリア小聖堂で「ロザリオの祈り」を捧げていたのですが、コロナ禍で中止に追い込まれました。そしていざ再開となった時、小聖堂は当分の間使用できないだろうとの見通しと、夕方からのロザリオ参加者が10数名近くに落ち込んでいたこと、参加者のほとんどが朝ミサ出席者だったことなどを考えると、夕方よりも朝ミサ前の5時半から行ったほうが参加者にとってはいいのではないかとの意見でまとまり、現在は80名前後の方々の参加を得てロザリオの祈りが捧げられています。 |
参加者の皆さん、本当にありがとうございます。なお、夕方からの信心につきましては、毎月初金曜日、午後7時より十字架の道行を聖堂内で行っていますので、初金の教会にもぜひ足を運んでください。
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『ともに・・・つんのうで!』
カトリック障害者連絡協議会 長崎全国大会・開催報告 |
「違いは豊かさのためにある」
10月14日(土)・15(日)の2日間、素晴らしいお恵みのうちに、カ障連長崎全国大会が三ツ山の長崎純心大学にて開催されました。
1日目は基調講演から始まり、東俊裕氏による「インクルーシブ防災」をテーマに、熊本地震や東日本大震災の際、障害者がどのようにして取り残されてしまったか、そして支援するために何が必要だったか実例を通して学び、そのあと12のテーマで分科会も開かれました。
2日目の全体会では、前日の分科会の内容を報告しながら、教会の中で障害をもつ方々が日々感じている困難に耳を傾け、さらに分かち合いを深めていきました。印象的だったのは、障害者の方々がそれでも「もっともっと、教会でたくさんの人と出会いたい」と思っておられるということでした。挨拶ひとつ、声掛けひとつ…そこからお互いにできることを見つけ、広がっていく共同体の豊かさはどれほどでしょうか。
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今回の大会で見つけた種が各教区に蒔かれ、その実りがあることを心から願っています。
最後の感謝ミサは中村倫明大司教様が司式してくださり、カ障連の顧問司教である前田万葉枢機卿様、協力司祭の英隆一郎神父様をはじめ全国から駆けつけてくださった17名の司祭団で執り行われました。
説教では、中村大司教様が原爆で手足をなくした浦上教会の十字架のイエス様や被爆マリア様を大きなスクリーンで紹介し、また大神学生のときの司牧実習のエピソードとして、難病で寝たきりだった信者さんから、
「わたしの分まで歩いてください。わたしは一日中ベッドにいますから、一日中祈れます。神学生が祈れない分わたしが祈ります。」
といって逆に力強く支えられた経験を分かち合ってくださいました。
最後になりましたが、浦上の神父様方、各団体等や信徒の皆様には、運営資金や全国からの参加者への交通費補助のために多くのご協力をいただきましたこと、この紙面をお借りして改めて御礼申し上げます。最終的に662,639円が集まり、同時に毎週の募金活動の際にお声掛けいただいた温かい言葉は、実行委員にとって大きな励みになりました。また、準備や当日のボランティアとして関わってくださった皆様、大会のためにお祈りくださった皆様にも心から感謝申し上げます。
「違いは豊かさのためにある」。この言葉を胸に、すべてのひとが、ともに教会をつくり、ともに歩んでいく神の家族であれますように。
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教 会 学 校 |
滑石教会との交流会
滑石と浦上の子どもたち(教会学校)の交流会が10月14日(土)、浦上で行われた。交流会には、浦上・滑石の両教会から約30名の子どもたちが参加した。まず、小聖堂でロザリオ・『旅』の話し・ミサをし、最後は子どもたちが楽しみにしていたドッジビーを信徒会館で行った。両教会混合での試合が始まると、子どもたちは自然とコミュニケーションを取り、とても盛り上がっていた。1学期には滑石(さくらの里)で交流会を行ったが、今後も引き続き交流できたらと思う。 |
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評 議 会 だより |
【11月】死者の月
(1日)諸聖人の祝日 〈典礼〉
長崎教区 司教座聖堂献堂記念日
司教座聖堂献堂記念ミサ
18時30分 〈教区〉
(2日)死者の日 〈典礼〉
(3日)初金ミサ女性部担当地区:坂本〈本部〉
ベアトス様殉教祭
16時 橋口町 〈本部〉
十字架の道行 19時 〈本部〉 (5日)死せる会員のためのミサ
9時30分 〈壮年・女性〉
教区主催追悼ミサ14時 下五島 〈教区〉
評議会 19時 〈本部〉
神学生養成援助費封筒配布 〈本部〉
成人対象者調査表配布
駐車場許可更新 〈信生〉
(7日)聖職者追悼ミサ 11時 赤城墓地
雨天時:大司教館 〈教区〉
(9日)ラテラン教会の献堂 6時 〈典礼〉
被爆者のための祈り 10時 〈レジオ〉
フランシスコ病院訪問 13時30分
〈エリ〉
(12日~12月10日) 釜ヶ崎ホームレス支援
【毛布・タオル・石鹸】
9時30分ミサ後 信徒会館 〈ビン〉
(14日)浦上出身聖職者追悼ミサ 6時〈司祭団〉
(16日)大司教館訪問 13時30分 〈エリ〉
(17日)死せる会員・賛助会員のためのミサ
6時 〈エリ〉
(19日)教会境内清掃 8時30分 〈信生〉
貧しい人のための世界祈願日 〈典礼〉
浦上小教区への転入者紹介
9時30分 〈シャロ〉
第3回堅信組保護者会
9時30分ミサ後 〈信教〉
(20日)準備委員会 19時 〈本部〉
(26日)歴史委員会定例会議
9時30分ミサ後 〈歴史〉
(28日)経済評議員定例会議 19時 〈経済〉
●11月は死者の月です。
亡くなられた方々のためにお祈りいたしましょう。 |
●19日は教会境内清掃の日です。
ご協力よろしくお願い致します。 |
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【12月】待降節、降誕節
(1日)初金ミサ女性部担当地区:辻1・2
〈本部〉
十字架の道行 19時 〈本部〉
(2日)クリスマス馬屋準備 13時 〈壮年〉
堅信組筆記試験 17時30分 〈信教〉
クリスマスツリー点灯式 〈信教〉
(2~3日)愛の献金 各ミサ前後 〈エリ〉
(3日)待降節第1主日 各ミサ 〈典礼〉
宣教地召命促進の日献金 〈教区〉
評議会 19時 〈本部〉
・メイちゃん募金封筒配布 〈女性〉
・神学生養成援助費封筒回収〈本部〉
・成人対象者調査表回収 〈信生〉
(8日)無原罪の聖マリア祝日 6時 〈典礼〉
(9日)被爆者のための祈り 10時 〈レジオ〉
堅信組口頭試験 17時30分 〈信教〉
クリスマス会13時30分 〈信教〉
(10日)釜ヶ崎ホームレス支援〆切日
【毛布・タオル・石鹸】信徒会館
9時30分ミサ後 〈ビン〉
2学期終業ミサ・終業式
7時30分 〈信教〉
(17日)引退司祭団の訪問見舞い 13時 〈ビン〉
(18日)準備委員会 19時 〈本部〉
(24日) 山村神父様・中野神父様
(聖ヨハネ使徒)霊名のお祝い 〈信使〉
歴史委員会定例会議
9時30分ミサ後 〈歴史〉
主の降誕 夜半ミサ(子どもミサ)
17時 〈信教〉
主の降誕 聖夜ミサ 19時 〈典礼〉
(24~25 日)
教区評議会主催クリスマス募金への協力
〈本部・ビン〉
降誕祭を祝って子供たちへ
お菓子のプレゼント〈壮年・女性〉
(25日) 主の降誕祭日(守るべき祝日)〈典礼〉
(31日)聖家族 〈典礼〉
(28日)経済評議員定例会議 19時 〈経済〉
※行事は変更・中止となる場合もあります。 |
今月の典礼担当地区 |
《11月》死者の月
5日[日] 年間第31主日 橋口
12日[日] 年間第32主日 上野1
19日[日] 年間第33主日 上野2
貧しい人のための世界祈願日
26日[日] 王であるキリスト 高尾A
世界青年の日 |
《12月》待降節・降誕節
3日[日] 待降節第1主日 高尾B
宣教地召命促進の日献金
10日[日] 待降節第2主日 本原
17日[日] 待降節第3主日 扇
24日[日] 待降節第4主日 石神1・辻2
25日[月] 主の降誕 本部
31日[日] 聖家族 石神2 |
11月の地区集会日程 |
地区名 |
日 |
曜 |
時間 |
場所 |
担当司祭 |
辻2 |
7日 |
火 |
19時 |
公民館 |
中野師 |
石神1 |
平野 |
9日 |
木 |
19時 |
喫茶ジャスミン |
鼈甲屋師 |
坂本1 |
19時30分 |
公民館 |
山村師 |
石神2 |
中野師 |
大橋 |
鼈甲屋師 |
坂本2 |
10日 |
金 |
19時 |
司祭館 |
葛島師 |
小峰 |
19時30分 |
深井宅 |
中野師 |
辻1 |
公民館 |
鼈甲屋師 |
江平 |
12日 |
日 |
19時 |
公民館 |
山村師 |
岡 |
中野師 |
高尾 |
鼈甲屋師 |
平和 |
19時30分 |
公民館 |
山村師 |
扇 |
13日 |
月 |
19時30分 |
公民館 |
山村師 |
昭和 |
17日 |
金 |
18時30分 |
公民館 |
鼈甲屋師 |
上野1 |
18日 |
土 |
20時 |
公民館 |
中野師 |
本尾 |
葛島師 |
大手 |
19日 |
日 |
19時 |
司祭館 |
山村師 |
橋口 |
公民館 |
中野師 |
本原 |
鼈甲屋師 |
女の都 |
25日 |
土 |
20時 |
教会学校 |
葛島師 |
上野2 |
26日 |
日 |
18時30分 |
公民館 |
山村師 |
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家族で霊名の日を祝いましょう |
<今月の聖人> |
11月 November
1日 諸聖人
4日 聖カロロ・ボロメオ司教
10日 聖レオ一世教皇教会博士
11日 聖マルチノ〈ツール〉司教
17日 聖エリザベト〈ハンガリー〉修道女
21日 聖マリアの奉献
22日 聖セシリアおとめ殉教者
24日 聖アンデレ・ジュン・ラク司祭と
同志殉教者
30日 聖アンデレ使徒 |
12月 December
7日 聖アンブロジオ司教教会博士
8日 無原罪の聖マリア
13日 聖ルチアおとめ殉教者
14日 聖ヨハネ(十字架の)司祭教会博士
26日 聖ステファノ殉教者
27日 聖ヨハネ使徒福音記者
28日 幼子殉教者 |
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今年で四十才になった。四十という年齢になってから人生の色々な側面が見えてきたように思います。若い頃は世間知らずで何も考えずに生きていたが、歳を重ねるごとに、自分の人生について深く考えるようになった。何のために生きているのか、仕事や家族、健康など、大切なことに対しての見方が変わってくる▲若い頃は自分のやりたい事に無我夢中。今は心の豊かさや幸福感の重要性に気付くようになった。もちろん、お金は必要だし、成功も追い求めることは素晴らしいと思うが、それだけで満足してしまうと、人生の本当の意味を見失うかもしれない。 |
▲家族との関係も大切になってくる。子供たちは成長し自立心を持ち始める頃だ。自分自身の過去を振り返りながら、子供たちに人生の価値を伝えていくことが求められる▲家族との一緒の時間を大切にし、愛情を持って接する様に、イエス・キリストの子として生まれ生きている私たちが信仰を胸に生きることの喜びや責任を教会や信者さん達との交流を通して自身に語り掛け、子供たちに伝えていくことの責任も考える様になった年齢でもある。 |