インターネット版
これらのことを話したのは、
あなたがたがわたしによって平和を得るためである。
(ヨハネ16・33)
2024 発 行
カトリック浦上教会
評議会 広報委員会
目次
「祖父の鐘、父の鐘」
浦上四番崩れ流配地「萩」を訪ねて
霊名のお祝い
信徒交流会
教会学校
浦上街道
評議会だより
今月の典礼担当地区
家族で霊名の日を祝いましょう
地区集会日程
赤鉛筆

助任司祭 パドアのアントニオ 西田祐尚
鶴江台の整備計画早期実現を願う
西田祐尚神父様、葛島輝義神父様
信徒会館清掃後、熱々のバーベキュー
小中学生の黙想会
『暦を生きる』
行事などのお知らせ
8月と9月の典礼当番
今月の聖人
8月の地区集会日程表
編集後記
「祖父の鐘、父の鐘」
助任司祭 パドアのアントニオ 西田祐尚(まさなり)
 浦上教会に来て、3か月(2024年7月21日現在)が経ちました。少しずつではありますが、浦上教会にも慣れてきたかなと思います。引き続き、皆様のご指導とお祈りをよろしくお願いします。
 さて、私が浦上に来て初めての主日ミサの時に、皆様への挨拶にて、「私の祖父が浦上で、高尾町出身」という話をさせて頂きました。そんな祖父に関する話から始めさせて頂きます。
 祖父は、私が5歳の時に、天国へと行ったわけなのですが、青年(15~17歳)の頃に、三菱の兵器工場(飽の浦)に勤めに行っていたそうです。なんでも、軍艦(武蔵など)の製作に携わっていたとか・・・。当時、軍艦のあらゆる部品に鋳物が使われており、鋳造の部署にいた祖父は、そこで鋳物を学び、戦争が終わってから独立して、西田鋳物という会社を立ち上げました。
 西田鋳物では、主に、教会の鐘やブロンズ像の製作を中心とし、ごくまれに知り合いに頼まれて精霊流しの鐘も製作したこともあったようです。昔、亡くなった父から聞いた話ですが、祖父は、西田鋳物を立ち上げる際に、その動機を次のように語ったそうです。「自分は、カトリック信者といえど、戦争の兵器をこれまで造ってきた。戦争が終わってから、これからは戦争の道具ではなくて、平和のための道具を造りたい。そして、平和のためのアンゼラスの鐘を、長崎のすべての教会に作り、長崎中に鐘の音を響かせたい」。そういって祖父は西田鋳物を始めたそうです。
 祖父が亡くなってから、その夢は、父に託されました。父もある時、親戚の集まりがあっているとき、酔っぱらいながら言いました。「私は、西田鋳物の鐘を日本全国の教会中に響かせるのが夢です」。親子、そっくりだなと思いました。
 残念ながら、西田鋳物は昨年閉業いたしました。しかし、今でも、祖父や父が造ったアンゼラスの鐘が、五島で、平戸で、長崎市内でこだましていると思うと嬉しくなります。
 私は司祭ですので、鐘は造れません。しかし、ある時先輩司祭がこう言いました。「あなたは、この長崎で福音の鐘を鳴らしなさい」と。私は、私だからこそ鳴らせる鐘を鳴らしていければと思います。
 今年も8月9日を迎えます。「平和を実現する人々は幸いである。その人々は、神の子と呼ばれる」(マタイ5.9)。イエス様のこの言葉を思い起こしながら、浦上のアンゼラスの鐘が平和を祈る人々の祈りと共に、世界中に響き渡るように、祈りましょう。
浦上四番崩れ流配地「萩」を訪ねて
鶴江台の整備計画早期実現を願う
  今年の津和野「乙女峠まつり」での萩教会アレックス主任神父のお誘いに甘えて、6月15日と16日に、山村憲一主任神父、平野勇元主任神父と歴史委員会の3名が萩教会と鶴江台の殉教者埋葬地を訪ねた。アレックス神父の勧めで、長門市の俵山「平和の聖母園」を先に訪問、そこは平和と癒しを求めて聖母マリアに祈る広島教区巡礼地で、1981年に教皇ヨハネ・パウロニ世が祝別されたマリア像が安置されている。私たちも今回の巡礼が鶴江台の早期整備にお恵みを頂くよう願って祈った。
 ここからはアレックス神父の先導で萩教会に到着。広島教区の巡礼団でベトナム人神父他8名の在日ベトナム人グループを紹介されて、全員で鶴江台を訪問した。
 鶴江台では信徒の鈴木氏がロープやはしごを使って竹や雑木を伐採されていた。アレックス神父によると、彼は鶴江台の入口付近の住民で最近洗礼を受けた熱心な信者さんで、この埋葬地を自ら買って出て整備してくれているとのこと。


 夜はアレックス神父から萩教会の信徒会館ホールでの会食に招待され、津和野の「乙女峠まつり」や鶴江台の発掘調査等の話に花が咲き、広島巡礼団と共に楽しいひと時を過ごした。

 翌日は9時から主日のミサに与った。主式は山村神父で、アレックス、平野、ベトナム神父4人での共同司式で執り行われ、山村神父は説教で「失望や悲しみの中で、試練や苦しみに耐えることは本当に地獄の苦しみである。目的や希望をもって試練や苦しみに耐えることは、未来に向かって夢も希望もあり、神様も決して見逃しはされないでしょう」と、殉教者の心を語られた。まさに、再三の障害に見舞われた、鶴江台の整備計画の心意気を話されているようで、心に迫るものがあった。

 ミサのあと、萩教会主催の「殉教者記念公園」の清掃作業に参加して、心を残しながら萩を後にした。
             歴史委員会 山田一俊

《鶴江台》 噴火によってできた島で、浦上四番崩れで萩に流配となって亡くなった43名の殉教者が埋葬されている。1891年にヴィリヨン神父が、旧岩国屋敷跡に「拷問された庭石」を基礎として建てた記念碑の殉教者記念公園に、鶴江台に仮埋葬された43名のうち20名が埋葬された。鶴江台埋葬地の上に、萩教会は「信教の殉教者になった彼らの信仰と勇気を記念して」1982年に「殉教者の平和の十字架」を建立した。
 2010年3月、埋葬者遺骨発掘。同年5月2日、平野勇神父によって本埋葬され、萩の流配殉教者埋葬地として祝別された。現在整備計画中。
霊名のお祝い
パドアのアントニオ
         西田祐尚神父様

  6月9日(日)9時半のミサにて!
「勉強を詳しく教えてくれたり、やさしく接してくれます。これからも色々な事を教えてください」と、前田陽菜さんからのお祝いの言葉と共に、花束・プレゼントが渡されました。
  パウロ
          葛島輝義神父様
 
 6月23日(日)9時半のミサにて!記念品と花束の贈呈があり、代表者富田斗真君がお祝いの言葉を述べ、富田真宙君がプレゼントを渡してみんなでお祝いしました。
○ 信徒の皆様のお気遣いとお祈りに支えられ、今があると心から感謝しています。その気持ちを歌にしようと、張り切っていましたが、長くなるので失礼します!と、思わず笑みがこぼれそうなご挨拶を頂きました。
信徒交流会
信徒会館清掃後、熱々のバーベキュー
 連合壮年会は7月14日、昨年に続いて2回目となる交流会を信徒会館で開き、熱々のバーベキューを味わいながら信徒の親睦を深めた。

 会員の減少が続く中、交流を通じて活動の若い担い手を増やそうと実施。会員以外にも世代を問わず参加を募り、約50人が集まった。司祭館前で行う予定だったが、雨天のために場所を変更した。
 信徒会館のベランダで、壮年会役員や教会学校のお父さん方が炭火で肉や野菜を焼き、大ホールの人たちに提供。

 アトラクションとしてスマートボールが用意され、子どもたちが大いに楽しんでいた。小神学校の神学生も参加しており、1人ずつ自己紹介した。交流会の前には、女性部と合同で信徒会館の清掃を行い、地区ごとの持ち場を拭いたり掃いたりした。
教 会 学 校
中学生黙想会(7月13・14日)

● 中学生黙想会は、とてもいい学びができた2日間だと思います。
 まずは、長崎市永井隆記念館に行ったことです。ここには、中学1年生のときの平和学習で一度行ったことがある場所でした。ただ、その時は記念館よりも、隣の如己堂の方を見学しており、記念館の中はしっかり見てませんでした。なので、ワークシートの穴埋めを通して、記念館の中をじっくり見ることができました。
 そこでは、知らなかった、永井隆さんに関する新たな発見をすることができました。例えば、島根県松江市の出身だということです。長崎で放射線科をやっていた方なので、てっきり長崎県のご出身だと思っていたので、知ったときは、意外だなと思いました。
 他にも、緑さんの手鏡や、原子爆弾によって変形してしまったロザリオなど、貴重な展示物もあったので、すごいなと思いました。
 次に、ホスチア焼きです。これまで、パンを焼いたり、型を抜いたりしたことは何度かありましたが、パンの型の外側の部分を食べたことがなかったので、初めて食べて少し嬉しかったです。
小学生(低)黙想会(7月23・24日)

● ○×ゲームが全問せいかいしたのでうれしかったです。それにスタンプラリーの地図はすごく分かりやすく、おもしろかったし楽しかったです。
● ぼくは、スタンプラリーがたのしかったです。ばしょがどこかわからなくなってさがしまわっても見つからなかったときもありました。おわったときには、へとへとでした。
● わたしは、ドッチビーをしてともだちとたくさん楽しめました。もくそう会でいろいろなことをしてかみさまのことをたくさんしれました。かみさまのことをもっとしりたいです。

小学生(高)黙想会(7月25・26日)

● 私は、ながいたかし先生が「すごいな~」と思いました。ベッドでねている中、17さつも本をつくったのだからびっくりしました。でもたかし先生がなくなったとき、かやのちゃんとまことくんは「どんなにかなしかったのかなー」とも思いました。
● わたしは、参加して楽しかった事は三つあります。一つ目は、スタンプラリーです。教会の知らなかった事が知れたのでうれしかったです。二つ目は、レクレーションです。ドッチビーのチームが滑石とこん合チームだったのでとても楽しかったです。あてようとしてもよけられてくやしかったです。三つ目は、永井隆記念館に行ったことです。博士の生がいが見れてよかったです。書や本などを書いていてすごいなと思いました。また、本のお金で、桜やせきひをたてていてすごいなと思いました。
 浦 上 街 道

          主任司祭 山村憲一
      『暦を生きる』

 長崎教区の祝日表は年度毎の区切りでの発行ですが、長らく典礼暦に合わせて発行されていました。年度毎に変わった理由は、司祭転勤が復活祭終了後で、転勤後の住所変更が不便だということが主だったようです。
 教会の暦は「典礼暦」と呼ばれます。イエスさまの降誕を準備する待降節の第一主日から始まり、年間最後の主日(日曜日)、王であるキリストの祭日の週で終わります。その一年間、主の降誕を準備する待降節とお祝いする降誕節、主の復活を準備する四旬節とお祝いする復活節、それ以外を年間の主日として過ごしていきます。この典礼を生きることを通して、神さまが私たちのうちに実現される救いを記念し、その救いにあずかることができるように準備を重ねていくのです。待降節第一主日が新しい一年の始まりとなり、心を入れ替えて新たな一年を始めようということになるのです。
 でも実際の私たちの生活ではどうなのでしょう。待降節の始まりは11月末か12月の始め、その時期は何かと忙しい時期として過ごし、そのような雰囲気は全く感じられないような生活を送っているようです。それこそ、私たちが使っているもうひとつの暦では「師走」と呼び、まさに皆が走り回っていることが当たり前なのかもしれません。
 「暦を生きる」という考え方を見直す必要があるように感じます。暦に定められたことによって自分の生活のリズムを整えることが求められているように感じます。世の中のリズムと合わせて過ごすのではなく、神さまの救いの御業を記念することで、神さまに愛されている自分であることを実感する生活をしていきたいものです。「暦を生きる」ことを大切に。
評 議 会 だより
【8月】

(6日)主の変容 6時        〈典礼〉
(6㈫~15㈭) 平和旬間ロザリオ   〈典礼〉
(9日)原爆犠牲者追悼ミサ
         6時・11時2分   〈典礼〉
    松明作り 16時        〈壮年〉
    平和祈願祭 18時30分    〈中地区〉
    平和祈願祭協力奉仕〈壮年・ビン・女性〉
(11日)クララ祭  18時30分 大橋  〈本部〉
(12日)ノルベルト赤尾神父様命日
         6時        〈典礼〉
(15日)聖母の被昇天
     ミサ: 6時・7時30分・9時30分〈典礼〉
    子供たちへのお菓子プレゼント
     7時30分・9時30分ミサ後〈壮年・女性〉
    「愛の献金」          〈ビン〉
(18日)浦上小教区への転入者紹介
         9時30分ミサ   〈シャロ〉
(20日) 準備委員会 19時      〈本部〉
(25日) 歴史委員会定例会
         9時30分ミサ後    〈歴史〉
平 和 旬 間
 『長崎から心を一つにして祈りましょう!』と8月6日(火)~8月15日(木)の期間、世界平和を願って、朝ミサ前5時30分よりロザリオの祈りが唱えられます。早起きしてご参加ください。

聖書愛読運動
 聖書に親しむ開かれた心を生み出し、神との出会いを実現してくれる糧となることを願って、長崎大司教区では「聖書愛読運動」を実施しています。浦上小教区では、各主日のミサ前に、当日の福音箇所を全員で朗読することとなっています。マイ聖書を持参し心合わせて取り組みましょう。(7月6日~来年2月28日)
【9月】

(1日) 大村殉教祭 シーハット大村
        13時        〈教区〉
    評議会・マリア館建設実行委員会
       ・バザー実行委員会
        19時        〈本部〉
〈6日〉初金ミサ(女性部担当:本尾1・2)10時
    十字架の道行 19時      〈本部〉

(8日)十字架山殉教祭(設営13時)
        14時ミサ      〈教区〉
(9日)被爆者のための祈り
        10時       〈レジオ〉
(14日)十字架の称賛  6時     〈典礼〉
(15日)2学期始業ミサ・始業式
         7時30分      〈信教〉
(15日)敬老者・病者のためのミサ
     病者塗油の秘跡  9時30分 〈本部〉
    敬老会 9時30分ミサ後 信徒会館〈本部〉
       
(16日)会員研修旅行  7時45分    〈壮年〉
(17日)小学生勉強開始        〈信教〉
    準備委員会 19時       〈本部〉
(21日)中学生勉強開始        〈信教〉
(22日)病院見舞い  13時      〈ビン〉
(24日)経済評議員会定例会
         19時        〈経済〉
(27日)聖ビ・ア・パウロの祝日
     SSVP会員・家族のためのミサ
          6時       〈ビン〉
(29日)世界難民移住・移動者の日献金
          各ミサ     〈典礼〉
    歴史委員会定例会
          9時30分ミサ後  〈歴史〉
    聖トマス西15殉教者ミサ
          14時  中町教会 〈教区〉

 ※行事は変更・中止となる場合もあります。
              浦 上 教 会 バ ザ ー

           【日時】10月20日(日) 8:30~12:00

         ※ バザーの収益はマリア館建設の資金に充てます。

● 昨年より、本格的規模でバザーを実施いたしましたが、今年は更に従来通りの『食事会場提供』も予定しております。各地区の事情に合せての取り組みとなりますが、楽しんでいただけるものと思います。
● パンフレットも作成いたします。 昨年同様各地区のコマーシャル・レイアウトなど準備しておいてください。また、昨年は多くの『広告掲載』のご協力を頂きました。心より感謝申し上げます。今回もどうぞよろしくお願いいたします。

                  お知らせ
● 7月14日(日)信徒会館清掃・7月21日(日)教会境内清掃におきまして、皆様のおかげにより、美しくよみがえりました。猛暑の中ご協力くださいましたこと感謝申し上げます。ありがとうございました。
● 9月15日(日)9時半のミサ後に敬老会が予定されています。参加者は各地区評議員さんを通してお申し込みください。地区外の方は司祭館受付にて!
● 『神の家族』合本6号をお求めくださった方には、旧2号をプレゼントしています。既に6号を求めたのに2号を受け取られてない方は 司祭館までお出でください。
 今月の典礼担当地区
《8月》

4日[日] 年間第18主日     坂本1・平野
9日[金] 原爆犠牲者追悼ミサ      本部
11日[日] 年間第19主日        坂本2
15日[木] 聖母の被昇天         本部
18日[日] 年間第20主日         平和
25日[日] 年間第21主日       岡・小峰
《9月》

1日[日] 年間第22主日         大橋
      被造物を大切にする世界祈願日
8日[日] 年間第23主日         昭和
15日[日] 年間第24主日         橋口
      祖父母と高齢者のための世界祈願日
22日[日] 年間第25主日        上野1
29日[日] 年間第26主日        上野2
      世界難民移住移動者の日献金
家族で霊名の日を祝いましょう
<今月の聖人>
8月 August

1日 聖アルフォンソ〈リゴリ〉司教教会博士
4日 聖ヨハネ・マリア・ビアンネ司祭
8日 聖ドミニコ司祭
10日 聖ラウレンチオ助祭殉教者
11日 聖クララおとめ
14日 聖マキシミリアノ・マリア・コルベ
                司祭殉教者
15日 聖母の被昇天
20日 聖ベルナルド修道院長教会博士
21日 聖ピオ十世教皇
22日 天の元后聖マリア
24日 聖バルトロマイ使徒
27日 聖モニカ
28日 聖アウグスチヌス司教教会博士
29日 洗礼者聖ヨハネの殉教
9月 September

3日 聖グレゴリオ一世教皇教会博士
8日 聖マリアの誕生
10日 日本二〇五福者殉教者
13日 聖ヨハネ・クリゾストモ司教教会博士
15日 悲しみの聖母
16日 聖コルネリオ教皇 聖チプリアノ
                 司教殉教者
20日 聖アンデレ金と同志殉教者
21日 聖マタイ使徒福音記者
23日 聖ピオ(ピエトレルチーナ)司祭
27日 聖ビンセンチオ・ア・パウロ司祭
28日 聖トマス西と十五殉教者
29日 聖ミカエル 聖ガブリエル 聖ラファエル
                   大天使
30日 聖ヒエロニモ司祭教会博士
8月の地区集会日程
地区名 時間 場所 担当司祭
辻 1 8日 19時ミサ 公民館 中野師
休 み 上記地区以外は休み
 日本のカトリック教会にはERST復興支援室)という組織がある。2011年の東日本大震災を機に、カトリック中央協議会とカリタスジャパンが中心になって立ち上げられ、被災した教区からの要請を受けて現地でのサポート行うもの。長崎教区からも1名がこのスタッフとして活動している ▲先日長崎で行われたこの会合に参加した。テーマは「災害が起こったら教区はどうなる」。災害というと真っ先に地震を思い浮かべるが、長崎では大水害の体験から台風水害を想定して行われた。もしも自分たちの地区、教会で深刻な災害が起こったらどうなるか。聖堂の被害、信徒の安否、教区との連絡などなすべきことは多く、冷静に対応できるか気になるところ。 ▲さらに大切なのは災害時の地域とのつながり。現在長崎県では災害発生時の避難先として主に30ほどの社寺と提携しているが、カトリック教会では、唯一、本河内教会が聖母の騎士教会として登録されているのみ。神社、お寺に比べると教会は地域の人たちにあまり馴染みがなく、近寄りがたい場所なのかもしれない ▲教会が地域に開かれた存在であるために、地元の人たちにも寄り添う身近な場所となれるよう私たちも目指していきたい ▲秋のバザーでは信徒、地域、観光客の人たちでいっぱいとなる事を願っている。まずは、大司教様の言っている声かけから。