インターネット版
「生きていてわたしを
信じる者はだれでも、
決して死ぬことはない」

(ヨハネ11・26)
2025 発 行
カトリック浦上教会
評議会 広報委員会
目次
郷愁
浦上教会バザー
聖年巡礼 ➀
おじゃまします
聖母行列
ステンドグラス・境内清掃
評議会だより
今月の典礼担当地区
家族で霊名の日を祝いましょう
地区集会日程
赤鉛筆

協力司祭 パウロ 葛島輝義
晴天に恵まれ、ともに集い、楽しみ、喜び合う
深堀 博史さんローマ・アッシジ・ルルド へ
小神学生紹介 ⑦
今年は5月から10月に時期を変えて行う
九電工…新たな社名『クラフティア』でご奉仕
行事などのお知らせ
11月と12月の典礼当番
今月の聖人
11月の地区集会日程表
編集後記
郷愁
協力司祭 パウロ 葛島輝義
 命が溶けるような日暮れの早さ…カレンダーの残りを数える一年が、晩秋を知らせる11月―。若い世代には分かりにくいかもしれないが、70近い男には季節のありようが、明らかに様変わり―、つい先頃まで見えていた夏の背中―という感がある。それは年毎に強くなっている…。富士の初冠雪は例年より21日遅れだったという。
 それでも、長崎の地たるや、よく目を凝らすと、街の歩道の街路樹や公園の木々が紅葉、それが晩秋の風に舞う。吹き寄せられた枯れ葉、風に左右され、転がりゆくもの、何かにつまづき止まるもの、逸れるもの…、 それぞれの運めに従って生きる人間の生涯を垣間見るかのよう…。ところが、枯れ葉はそれで終わらない。道端や野山に吹き寄せられた枯れ葉は、やがて、春に芽ばえる樹木たちの命の源、腐葉土へと進化する―。
 「人生は11月の野山に似ている―」、若い頃、島の老人がしみじみとそう語っていたことを思い出す…。波乱万丈にあこがれ、世間に背を向け、粋がっていた時代、一世を生きた老人の言葉の重さなど分からなかった…。それから凡そ50年、男は馬齢を重ね、あの老人の域に達している。意外だが、今なら分かる気がする。人の生と死を境とした謙虚で慎ましい人生の姿勢、人が野山に対して無力なように、生と死に対しても無力であり、人を超えた大いなるものの意思、つまり、神によって生かされているという感慨―。
片や科学万能、経済至上主義の現代、「死」は突然やって来る事故のようなもので、全てはそこで消える…。「生」だけのヒューマニズムが更に人を生き辛くしている。死者の見える光景に乏しい世界は、何とも寂しいものではなかろうか。そこには死者ばかりでなく、これから死に逝く人を想像し、思いやる優しさが欠けるからである。
 教会は、晩秋11月を死者の月としている。神の家族の心をよじ登って来るあの人、この人…。
 男も、4月に父を見送った。容赦無しのパンデミックに施設に住む父との面会もままならず、塗油を授けるのがやっと、あっという間の離別―。亡くなるというのは、その人の尊厳が最後に保障されるべき場なのだが、その機会さえ奪われていく、これは極めて異常なこと。科学万能も、何ともお粗末―。
 だが、キリストは招く、「わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない」(ヨハネ6・37)。確かな救いがここにある―。離別後、野山は青葉若葉の緑が千変万化の彩りで自らを飾った。命の連なりの神秘…。
 69年を生きる男、男の細胞の中に流れてきた父の血、男の体の中で男とずっと一緒に生きて来た。そして、これからも…。
 晩秋から初冬への光景には、遠くから何かがやって来る―、そんな郷愁がある…。
 浦上教会バザー
晴天に恵まれ、ともに集い、楽しみ、喜び合う
大切なのは、
どれだけ多くのことをしたかではなく
  どれだけ心(愛)をこめたかです…

                マザーテレサ


     さわやかな秋晴れの中、
   各地区・団体が趣向を凝らして
      会場は大賑わい‼



  10月19日(日)に浦上教会バザーが開催されました。今年も晴天に恵まれ、お陰様で成功裏に終わることができました。
 週間天気予報では、一週間前から土曜日のお昼頃は「雨」が予定されてました。予報がズレる期待をよそにドンピシャのタイミングで、その予定雨は会場設営に集まった我々に容赦なく降り注ぎ、小一時間は待機せざるを得ない状況でした。そんな中でも、設営に駆けつけてくださった大勢の皆さん、本当にありがとうございました。
 さわやかな秋晴れの中迎えたバザー当日、各地区・団体が趣向を凝らした出し物で会場は賑わいを見せました。今までできていたけど、できなくなった。一方で、新しい事を始めたけど、うまくいかなかった等、いろいろな苦労・困難があったと思いますが、結果的にはやってよかったと思えるバザーではなかったでしょうか。実行委員会としても、毎年開催しているにも関わらず、反省点や改善すべきところが次々に出てくる始末ですが、「ともに集い、楽しみ、喜び合う教会」を目標に、少しでもよりよいバザーにする事を考え、また来年につなげていきたいと思います。
 最後に、成功に向けて頑張っていただいた地区の皆さん、アクション団体の皆さん、設営・撤収作業に駆けつけてくれた大勢の皆さん、最後まで本当にありがとうございました。皆さんが力を合わせていただく事でバザーは成り立ちます。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。
            評議会議長 森田浩介



     教会学校の「たからつり」
      なにがあたるかな?

     広報「お楽しみゲーム」

        力をあわせた
      高尾のうどんはうまい‼

        橋口の「赤飯」

   江平の「炭火焼きトウコロコシ」

      坂本1「ビンゴゲーム」

        壮年会「射的」

      ロザリオ工房ミカエル

   レジオマリエの「ポップコーン」
聖年巡礼 ➀
ローマ・アッシジ・ルルド
深堀 博史
 9月1日~13日に行われた髙見名誉大司教様を団長とする「聖年に行くローマ・アッシジ・ルルド巡礼」に参加しました。大司教様含め総勢28名で聖地巡礼を行いました。私にとって、初めての聖地巡礼。予定されていたフライトのキャンセル等があり約33時かかってローマに到着後、ホテルで一泊。
 ローマ 一日目(3日)は、聖ペトロ広場でのレオ14世教皇様の一般謁見に参加。写真などで見たことのある壮大な建築物に囲まれ、世界各国から集まった人々の多さ及びその熱量に圧倒された中で、感無量の思いのまま遠目ながら教皇様にお会いすることができました。
 そのあと、広場から少し離れたサンタ・マリア・デレ・グラッツェ・アレ・フォルナーチ教会で大司教様司式のごミサに与りました。昼食後、バチカン図書館へ。ここでは一般入場禁止区域とのことでしたが、大司教様の計らいのもと、図書館の研究員の方の説明で、天正使節団の4人の少年使節が描かれた「ラテラノ教会行幸図」を見ることができました。
 二日目は、ラテラノの洗礼者聖ヨハネ大聖堂内の小聖堂でごミサ。大聖堂内を見学した後、スカラサンタ(聖なる階段)を見学、その後サンタ・マリア・マジョーレ教会へ。フランシスコ教皇様の墓所でお祈りを捧げ、聖堂内見学。
 聖ペトロ大聖堂では聖門をくぐり、聖堂内を見学。前述の大聖堂と同様に歴史を感じさせる華麗な装飾、聖人像、モザイク画などに圧倒されました。バチカン美術館では、ミケランジェロの「最後の審判」をはじめ本でしか見たことのない絵画・彫刻を、システィーナ礼拝堂でも多くの芸術品等を直接目にすることができました。
 三日目は海岸線のチビタベッキアにある「日本聖殉教者教会」を訪れ、二十六聖人ほか日本の殉教者にお祈りを捧げました。その後、ローマに戻り、パウロ終焉の地トレ・フォンターネを訪れました。
 四日目は次の巡礼地として、アッシジに移動。途中、小高い丘にあるグレッチオ修道院でごミサに与りました。ここには聖フランシスコが初めて作った馬小屋があり、その後世界中から寄贈された馬小屋が展示されていました。
 アッシジ麓のフランシスコ会修道院、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会を見学したのち、小高い丘の上にあるアッシジの聖フランシスコ大聖堂へ。
 聖堂内に描かれた壮大なフレスコ画の説明を、聖母の騎士修道院におられたファン神父様から日本語で受けました。

    アッシジの聖フランシスコ聖堂

 五日目は大聖堂内の小聖堂でごミサに与ったのち、聖フランシスコと聖クララが洗礼を受けた聖ルフィーノ教会、聖クララ教会、サン・ダミアーノ教会など街並みを見ながら歩いて巡礼。
 六日目は、ローマからルルドへ一日かけて移動。七日目は、大聖堂内のガブリエルチャペルでごミサに与り、午前中は聖ベルナデッタゆかりの地を散策。午後は自由行動だったので、数人で沐浴場へ。非常に大勢の人たちが順番待ちされていて、最初の一部の方々は全身浴が出来たみたいですが、我々の時は「手・顔・飲」の簡易浴をいただきました。それでも全身清められたような神聖な気分になれました。夜は21時から「ろうそく行列」が行なわれ、聖歌「あめのきさき」とロザリオの祈りが唱えられ、マリア様のご像を先頭にローソクの光が揺らめく中、大行進が行われました。八日目は9時からピオ十世地下聖堂で行われたインターナショナルミサに参加。  つづく
おじゃまします
― 小神学生紹介 ―
 ミカエル 上河 慶祐 君(中学1年 浦上教会)

【趣味・特技】 折り紙
【小神学校入学のきっかけ】
      神様に呼ばれた気がしたから。
【近況報告】
      大散歩で、岩屋山に登りました。
【座右の銘(モットー)】
      人間のほほえみ、人間のふれあい
      を忘れることは大きな貧困です。
【尊敬する人】 中野健一郎神父様
      (誰にでも優しく接するところ)

 4月から新しく神学生になった上河慶祐です。よろしくお願いします。
 僕には、好きな聖歌があります。それは、『わたしをお使いください』という曲です。
この曲は、マザーテレサの言葉を歌にしたもので、恵まれない人の為に、私が神の体の一部となって、奉仕することを願った曲です。これは、彼女の生き方を表していると思います。生涯、貧しい人に寄り添い共に生きるその姿は、神様の道を歩んでいたと思います。
 マザーテレサは日本にも訪れたことがあります。その時に、『精神的に貧しい国』と言っています。
 僕も、心が豊かでないことが多いと感じます。ですが、マザーテレサのように、誰にでも優しく接したいと思いました。
聖母行列
今年は5月から10月に時期を変えて行う
 例年5月に行っていた聖母行列だったが今年は時期も変え、10月26日(日)9時のミサに合わせ、教会学校の子どもたちや信徒の方々参加して行うことができた。今年は天気にも恵まれ、いくつかの学校行事と重り子どもの参加は少なかったものの、参加した子どもたちがしっかりと役割を持ち、行列に参加できない信徒の方も聖堂内でロザリオを唱えた。
 近年、行事への子どもの参加が激減している。身近な子どもや孫たちへ、ミサもそうだが、教会
 
学校への参加を呼びかけていただけたらと思う。
ステンドグラス・境内を清掃
九電工…新たな社名
『クラフティア』でご奉仕
 10月15日(水)9時から「さわやかコミュニティー旬間」で、聖堂の手が届かないステンドグラスを高所作業車を使い洗浄作業。
 また、5名ずつほどのいくつものグループは生い茂った境内をきれいに清掃。ステンドグラスからの日差しもさわやかになりました。
 クラフティアの皆様ありがとうございました。
評 議 会 だより
【11月】

(1日)諸聖人の祝日   6時    〈典礼〉
    長崎教区司教座聖堂献堂記念ミサ
               6時    〈教区〉
(2日)死者の日    各ミサ     〈典礼〉
    評議会       19時     〈本部〉
     神学生養成援助費封筒配布  〈本部〉
     成人対象者調査表配布    〈信生〉
(3日)ベアトス様殉教祭
        16時 橋口町殉教地  〈本部〉
(4日)聖職者追悼ミサ 11時 赤城墓地
        雨天時:浦上教会   〈教区〉
(6日)フランシスコ病院訪問
        13時30分       〈エリ〉
(7日)初金ミサ 女性部担当:坂本1・2
                10時 〈本部〉
    十字架の道行  19時     〈本部〉
(8日)被爆者のための祈り 10時  〈レジオ〉
(9日)ラテラノ教会の献堂 各ミサ  〈典礼〉
     教会境内清掃  8時     〈信生〉
(13日)引退司祭訪問   13時30分  〈エリ〉
(16日) 貧しい人のための世界祈願日
              各ミサ  〈典礼〉
    浦上小教区への転入者紹介
              9時  〈シャロ〉
    死せる会員のためのミサ
              9時 〈壮年・女性〉
    第3回堅信組保護者会
              9時ミサ後 〈信教〉
(11/16~12/14)
    釜ヶ崎ホームレス支援
     【毛布・タオル・石鹸】
          信徒会館9時ミサ後 〈ビン〉
(17日)死せる会員・賛助会員のためのミサ
                 6時〈エリ〉
(17~18日)聖年の流配地巡礼    〈歴史〉
(20日)準備委員会 19時       〈本部〉
(23日)王であるキリスト 各ミサ  〈典礼〉
    永久聖体礼拝 10時・10時50分 〈典礼〉
    歴史委員会定例会議  9時ミサ後〈歴史〉
(24日)聖歌隊の祝祭 10時30分   〈教区〉
    浦上出身聖職者の集い     〈本部〉
(25日)浦上出身聖職者追悼ミサ
               6時  〈司祭団〉
    経済評議員定例会議 19時   〈経済〉
(29日)クリスマス馬小屋準備 13時 〈壮年〉
(29~30日) 愛の献金  各ミサ前後 〈エリ〉
(30日)待降節第1主日  各ミサ   〈典礼〉
【12月】

(5日)初金ミサ 女性部担当地区:辻1・2
               10時 〈本部〉
    十字架の道行 19時     〈本部〉
(6日)堅信組筆記試験 18時    〈信教〉
(7日)宣教地召命促進の日献金 各ミサ〈教区〉
    評議会    19時     〈本部〉
     メイちゃん募金封筒配布  〈女性〉
     神学生養成援助費封筒回収 〈本部〉
     成人対象者調査表回収   〈信生〉
(7日)子ども聖歌の集い 13時~  〈教区〉
(8日)無原罪の聖マリア祝日 ミサ6時〈典礼〉
(9日)被爆者のための祈り 10時 〈レジオ〉
(11日) 出津マルコ園訪問  11時 〈エリ〉
(13日) 堅信組口頭試験   18時 〈信教〉
    クリスマス会        〈信教〉
(14日) 釜ヶ崎ホームレス支援〆切日
      【毛布・タオル・石鹸】
       信徒会館 9時ミサ後  〈ビン〉
    2学期終業ミサ・終業式
               7時 〈信教〉
(16日)準備委員会  19時     〈本部〉
(19・20日)ゆるしの秘跡 13時
(21日)山村神父様・中野神父様霊名のお祝い
    (聖ヨハネ使徒) 9時ミサ  〈信使〉
    歴史委員会定例会議 9時ミサ後〈歴史〉
    引退司祭団の訪問見舞い 13時〈ビン〉
(24日)クリスマス点灯式 18時  〈信教〉
    主の降誕 夜半ミサ(子どもミサ)
            18時30分  〈信教〉
    主の降誕 聖夜ミサ  21時 〈典礼〉
(24~25日)
    教区評議会主催クリスマス募金への協力
         各ミサ前後 〈本部・ビン〉
    降誕祭を祝って子供たちへ
       お菓子のプレゼント 各ミサ後
               〈壮年・女性〉
(25日)主の降誕祭日(守るべき祝日)
          ミサ 7時・9時 〈典礼〉
(28日)聖家族   各ミサ     〈典礼〉
 ※ 行事は変更・中止となる場合もあります。
         お知らせ
 ● 浦上教会納骨堂 … 現在申込受付中です。
  早い方は11月2日(日)(共同)納骨式を予定
  しています。
● 教会境内清掃 … 11月9日(日)
  8時~となっています。皆様のご協力よろし
  くお願いいたします。
 今月の典礼担当地区
《11月》死者の月・待降節

2日[日] 死者の日         坂本1・平野
9日[日] ラテラノ教会の献堂      坂本2
16日[日] 年間第三十三主日       平和
      貧しい人のための世界祈願日
23日[日] 王であるキリスト      岡・小峰
       世界青年の日
30日[日] 待降節第一主日         大橋
《12月》待降節・降誕節

7日[日] 待降節第二主日         昭和
      宣教地召命促進の日献金
14日[日] 待降節第三主日        橋口
21日[日] 待降節第四主日       上野1
25日[木] 主の降誕           本部
28日[日] 聖家族           上野2
家族で霊名の日を祝いましょう
<今月の聖人>
11月 November

4日 聖カロロ・ボロメオ司教
10日 聖大レオ教皇教会博士
11日 聖マルティノ〈トゥールの〉司教
12日 聖ヨサファト司教殉教者
17日 聖エリザベト〈ハンガリーの〉修道女
21日 聖母マリアの奉献
22日 聖チェチリアおとめ殉教者
24日 聖アンデレ・ジュン・ラク司祭と
                同志殉教者
30日 聖アンデレ使徒
12月 December

3日 日本宣教の保護者
     聖フランシスコ・ザビエル司祭
7日 聖アンブロジオ司教教会博士
8日 無原罪の聖母マリア
13日 聖ルチアおとめ殉教者
14日 聖ヨハネ(十字架の)司祭教会博士
26日 最初の殉教者 聖ステファノ
27日 聖ヨハネ使徒福音記者
28日 幼子殉教者
11月の地区集会日程
地区名 時間 場所 担当司祭
辻2 4日 19時 公民館 西田師 
石神1
石神2 6日 19時 本田隆宅 山村師
坂本2 山王公民館 中野師
坂本1 19時30分 公民館 西田師
辻1 7日 19時30分 公民館 山村師
高尾 9日 19時 公民館 山村師
江平 中野師
葛島師
大橋 19時30分 公民館 山村師
平和 中野師
12日 19時30分 公民館 西田師
平野 14日 19時 寳來軒 中野師
小峰 19時30分 深井宅 西田師
上野1 15日 20時 公民館 山村師
本尾 中野師
本原 16日 19時 公民館 山村師
上野2 中野師
橋口 西田師
昭和 21日 14時 会議室 葛島師
女の都 22日 20時 教会学校 西田師
大手 23日 19時 司祭館 葛島師
 400年近く続く長崎の伝統を誇る「おくんち」が今年も盛会裏に終えた。今年は暦の関係上全て平日開催となったが、例年通り多くの観光客を迎え、早朝から心地の良いお囃子、演者や観客の掛け声が町中に響き渡り、長崎を活気づけてくれた▲残念なことに、今年の踊町は6町で、1町が参加を辞退された。高齢化や若者の県外への流出により、町内の世帯数と出演者の減少が背景にあり、運営が困難となったそうだ。また、踊町の資金繰りの負担が大きいことも一因とのこと▲ただふと思うに、「おくんち」の踊町は町の中心部が主であるが、近年傾斜地の住民は中心部のマンシ ョンに集まっている傾向があるため、世帯数の減少はホントの事なのかと疑問に思う所がある。近年自治会に入らない人も多く、住民同士の人と人との繋がりが希薄になっていることも一因なのであろう▲そんななか、各踊町は存続をかけて、出し物をマンションに住む若者が参加しやすいような演目に変更するなど時代の変化にあわせて工夫をしているようだ▲教会においても高齢化や若者の県外流出による人手不足など似たようなことが起きているように感じている。時代の変化に乗り遅れないように私自身考えていきたいと思う。